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コッパ(ギリシア文字)|古代ギリシア文字のϘ・ϙと数価90

コッパ(Ϙ, ϙ)は、かつて /k/ 音を表した古代ギリシア文字で、古典期の正書法では一般使用されなくなったが、90を表す数価として残り、ラテン文字Qやキリル文字Ґ系の成立にも影響した。

概要

コッパは、現代の転写では上書き文字として Ϙ(大文字)と ϙ(小文字)で示される、ギリシア文字の古い字母です。初期の字母体系では、カッパ(Κ)の音に近い軟口蓋閉鎖音を表していました。コッパは現代ギリシア語の正書法では子音字としては使われませんが、歴史的な文字として、またギリシア数字における90の記号として残っています。

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形と音価

最初期の碑文では、コッパはしばしば円形を基調とし、その下に短い横棒や尾を付した形で現れました。時代が進むにつれて、地域ごとの書字や刻字の慣習によって、より鋭角的で角ばった変種が生まれました。古典期には、コッパが字母ではなく数価記号として用いられる場合に、アルファベット字形とは異なる独特の形が用いられるようになります。機能的には、コッパは特定の音環境、特に一部の地方方言で後舌母音の前などに /k/ 音を表し、カッパが文字体系の標準化とともに /k/ 音の一般的表記を担うようになりました。

歴史的発展

この文字は、他の初期ギリシア子音字と同様に、セム系の先行文字に由来し、紀元前1千年紀にギリシア語圏で使われた各地の地方字母、すなわち「エピコリック」字母の多くに存在していました。紀元前7世紀から紀元前5世紀にかけて字母の標準化が進むと、似た軟口蓋音のために二つの別々の字母を使い分ける必要は次第に薄れていきます。およそ紀元前5世紀までに、コッパはほとんどの地域で通常の表記から外れ、/k/ 音の表記はカッパが日常的に担うようになりました。

数価としての存続と現代での用法

コッパは字母としては使われなくなったものの、ギリシアの字母数体系では90を表す記号として保持されました。この数価の役割では、初期の字母としての字形とは異なる慣用的な数字用の形が発達しました。今日、コッパは主として古代碑文の研究、字母史に関する学術的議論、そしてギリシア数字を用いる文脈での90の記号として見られます。字母としての機能を失った後も、数価として生き残った点は、使われなくなった文字が数詞記号として長く残存しうることを示す例です。

関係と継承

コッパは、初期ギリシア字母の並びの中でピとローのあいだに位置し、ラテン文字でQがPとRの間に置かれる並びを思わせます。ラテン文字のQや、初期のキリル系記号の一部である Ҁ などは、同じ祖先的な字形の系統から生じたもので、コッパの子孫または親類とみなすことができます。コッパを取り込んだ文字体系の背景についてはギリシア文字を、他の文字との位置関係についてはピやギリシア数字を参照するとよいでしょう。

注目点と区別

  • 字母順: コッパはもともと、多くの地方字母でピの後、ローの前に置かれていました。
  • 音体系: その /k/ 音の役割は、のちにカッパが受け継ぎました。
  • 字形の変化: 初期の円形的な形から、角ばった形やフック状の形へと変化し、さらに90の数価には別個の数字用字形が発達しました。
  • 現代の出現: 主に碑文学、古文字学、そして古典文献の数表記で見られます。

コッパは、字母史、数体系、文字の由来を結びつける存在であるため、アルファベットがどのように変化するかを論じる際にしばしば取り上げられます。ある文字は字母としては消えても、特殊な記号的役割で存続することがあるのです。ギリシア文字をさらに詳しく知りたい読者は、上記のリンクから文字体系全体、隣接する文字ピ、ギリシア数字による古代ギリシアの数表記、そしてQに見られるようなラテン文字への広がりをたどることができます。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com コッパ(ギリシア文字)|古代ギリシア文字のϘ・ϙと数価90

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/54249

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