12巻から成るミクロペディアは、ブリタニカ百科事典第15版の一部であり、1巻本のプロペディア、多巻構成のマクロペディアと並んで位置づけられている。名称は接頭辞「micro-」と百科事典を組み合わせたもので、長く包括的な解説よりも、簡潔で要点を絞った項目を重視していることを示している。

歴史と版の変遷

ミクロペディアは、ブリタニカの大規模な再編の一環として1974年に導入された。当初は10巻で刊行され、約102,214本の短い記事を収録し、それぞれはおおむね750語以内に収められるよう作られていた。その後の編集改訂によって、第15版で用いられる形へと整えられ、現在は12巻に約65,000本の記事を収録している。多くの項目を約750語に抑えるという方針は今も概ね維持されているが、少数の主題では後の版でより長い扱いが与えられることもある(たとえば、近年の版ではインターネットの項目が1ページ全体を占めることがある)。

目的、文体、構成

ミクロペディアの項目は、主として素早い参照と事実確認のために設計されている。多くの記事は1~2段落程度で、特記すべき例外を除き、参考文献や執筆者名は付されていない。ミクロペディアはまた、約700本の長文記事を収めるマクロペディアにある、より詳しい論考への実用的な索引・道標としても機能する。

  • 構成: 現行の第15版では12巻。
  • 記事の長さ: 大半は1~2段落で、約750語という目安がある。
  • 役割: すばやく情報を得るための簡潔な要約と、より長い解説への案内。
  • 表記: 多くの短い記事には個別の署名や詳細な参考文献がない。