概要

リズマイトは、規則的にくり返して堆積した堆積物または堆積岩の連続である。こうした反復単位は、年単位、季節単位、潮汐単位、あるいは数年単位の頻度で形成されることがあり、堆積時の環境がもつ周期的な振る舞いを記録している。研究者はリズマイトを用いて、気候変動、氷河の融解、潮汐の体制、洪水の周期など、過去の過程を復元する。

特徴と種類

リズマイトは、厚さ、組成、規則性がさまざまである。よく知られた型の一つに年縞があり、湖での堆積における1年分を表す2層の組合せである。ほかにも潮汐作用によって形成されるリズマイトがあり、日周期または月周期の潮汐を反映する薄い互層を生む。さらに、季節洪水、嵐による堆積、繰り返す火山灰層などからも、リズミカルな系列が生じる。

形成のしくみ

形成には、周期的な外力と、その周期を保存できる堆積環境が必要である。静かな水域で細かな懸濁物が沈積すると年縞ができ、粒子と泥が交互に現れる場合は、引き潮と満ち潮の流れを示している可能性がある。リズマイトは、湖、河口域、大陸棚、一部の氾濫原などで発達する。材料は通常の堆積物、あるいはその反復配置を保った固結した堆積岩である。

重要性と利用

リズマイトは、年代決定と環境復元に有用である。年縞の連続は、古気候学で用いられる年ごとの年代列を与えることがある。潮汐リズマイトは、古潮汐の潮差や底形の移動を明らかにできる。さらに、リズマイトは地域間での地層対比に役立ち、軌道変動、季節的流出、規則的な嵐のパターンといった周期的な要因を示すこともある。

区別と注目点

  • 層状岩のすべてがリズマイトというわけではない。リズミカルな見た目は、後から生じた化学的な縞や変形ではなく、反復する堆積信号を反映していなければならない。
  • 短期のリズマイトは日周期から季節周期の過程を記録し、長期の規則性は天文学的または気候学的な周期を反映することがある。
  • 現代の潮汐環境や湖成環境は、古いリズマイトを解釈するための現代的な類似例を提供する。というのも、潮汐やほかの周期的過程は、今日でも似たパターンを生み出しているからである。

一定で反復する信号を保存しているため、リズマイトは層序学と環境地質学において、地球の近過去から遠い過去までを読み解く重要な手段となっている。