テスケロサウルス:北アメリカの後期白亜紀の草食恐竜
テスケロサウルスは、北アメリカの白亜紀最末期に生息した小型から中型の草食恐竜である。保存状態の良い骨格と皮膚印象で知られ、最後期の非鳥類型恐竜の一つとしてしばしば挙げられる。
テスケロサウルスは、恐竜の一属で、後期白亜紀に森林や氾濫原の環境で暮らした中型の植物食動物である。化石は北アメリカの複数地域から産出しており、解剖学的特徴、皮膚、生活様式を知る手掛かりとなる保存状態の良い標本で特に注目される。通常は、白亜紀最後の約100万年間、すなわちおよそ6800万年前から6500万年前にかけて、地表近くに生える植物を採食した草食動物と解釈されている。
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10 画像身体的特徴と生物学
テスケロサウルスは比較的がっしりした鳥盤類であり、顎の前方にはくちばし状の部分、後方には植物質を切断するのに適した葉形の歯列を備えていた。その体つきは主として二足で行動した動物であったことを示す一方、前肢は物を扱う際、あるいは時おり四足姿勢をとる際に用いられた可能性がある。一部の標本には皮膚印象やその他の軟組織の痕跡が保存されており、体表を直接示す稀な証拠となっている。深い頭骨、頑丈な後肢、短距離の移動に適した体は、地上で暮らし低い植物を食べた草食動物という見方と整合する。古生物学者の間では、摂食に関わる解剖学的な細部や、咀嚼中に食物を口内に保持する頬状構造の有無について議論が続いている。
発見・標本・分類
テスケロサウルスのほぼ完全な骨格1体と複数の部分骨格は、マーストリヒチアン後期の岩石から発見されている。重要な産地には、ワイオミング州、モンタナ州、サウスダコタ州のアメリカ合衆国、およびカナダのアルバータ州とサスカチュワン州(カナダ)がある。テスケロサウルスの標本を産出した著名な地層には、ヘルクリークの露頭とララミー層が含まれる。原始的特徴と特殊化した特徴を併せ持つため、小型の鳥盤類における正確な系統的位置は何度も見直されてきた。テスケロサウルス科と呼ばれることのある小さなクレードに置く研究がある一方、基盤的な新鳥盤類として扱う研究もある。
地質学的背景と意義
テスケロサウルスが特に重要なのは、その化石の産出年代が白亜紀末の大量絶滅にきわめて近いことである。遺骸は、イリジウムに富みK-Pg絶滅事変を示す世界的な境界粘土層から数メートル以内で発見されている。ある標本は、中生代を終わらせた天体衝突に関連するイリジウム濃集層のわずか数メートル下から回収された(イリジウム層)。このためテスケロサウルスは、北アメリカにおける最後期の非鳥類型恐竜相と、白亜紀末に陸上生態系がどのように変化したかを扱う研究で、しばしば論じられる。
重要性と未解決の問題
大型の同時代種ほど有名ではないものの、テスケロサウルスは恐竜時代の終末における小型から中型の草食動物の多様性、解剖学、生態について貴重な情報をもたらす。現在も、他の鳥盤類との類縁関係、成長と生活史の詳細、そしてその保存状態が生息環境について何を示すかを明らかにする研究が進められている。簡潔な解説や標本一覧については、上記の産地における発見を記録した地域博物館の資料や野外調査報告書を参照されたい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com テスケロサウルス:北アメリカの後期白亜紀の草食恐竜 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/99321