2006年メルボルン・コモンウェルスゲームズ:開催概要と大会情報

2006年メルボルン・コモンウェルスゲームズの開催概要、日程、会場(MCG)、注目競技やマスコット「カラク」まで写真付きで詳しく解説。

著者: Leandro Alegsa

2006年3月15日から26日にかけて、オーストラリアのメルボルンで開催された2006年コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)。メルボルンで開催されたスポーツイベントとしては、1956年の夏季オリンピック以来、最大規模のものでした。

開会式と閉会式の会場は、1956年のメルボルンオリンピックでも使用されたメルボルン クリケット グラウンド。

ゲームのマスコットは、赤尾のクロオウムの「カラク」。

大会概要

2006年メルボルン・コモンウェルスゲームズは、英連邦加盟国・地域が参加する多国間スポーツ大会で、開催都市メルボルンの中心部と近郊にある複数の会場で行われました。大会期間中は幅広い競技が実施され、世界クラスの選手たちが集い、各国の代表チームが競い合いました。

主な競技と実施種目

競技種目は陸上、水泳(アクアティクス)、体操、射撃、テニスに相当する種目を含むなど多岐にわたり、男女別の種目や階級別の競技が行われました。また、障がい者スポーツ(パラスポーツ)も種目に組み込まれ、一部競技でメダルが授与されました。大会は若手選手や新興国の選手にとって国際舞台での経験を積む重要な機会となりました。

開会式・閉会式と文化的演出

開会式と閉会式は歴史あるメルボルン クリケット グラウンドで開催され、演出には先住民文化やメルボルンの多様な文化遺産が取り入れられました。ダンスや音楽、映像技術を駆使したステージは観客に強い印象を残し、式典は大会の盛り上がりを象徴する場となりました。

マスコット「カラク」

ゲームのマスコットは、赤尾のクロオウム「カラク」。カラクは鮮やかな羽色と親しみやすいキャラクターで、子どもたちや観客に愛されました。マスコットは大会のプロモーションや教育プログラムにも活用され、大会の象徴として広く浸透しました。

会場と運営、ボランティア

メルボルン市内外の既存施設を中心に会場が配置され、大会運営には多数のボランティアが関わりました。既存インフラの活用と一部施設の整備が組み合わさり、観客動員・競技運営・交通対策などが総合的に行われました。大会運営は地元自治体やスポーツ団体、スポンサーの協力を得て進められました。

成果と遺産(レガシー)

大会はスポーツ振興や観光誘致、都市イメージの向上に寄与しました。若手選手の育成や地域スポーツ施設の利活用促進、地域コミュニティの活性化といった長期的な効果も期待され、大会を通じた国際交流や文化発信はメルボルンにとって重要な資産となりました。

注目点と記録

大会期間中には多くの競技で好記録や大会記録が生まれ、各国の代表選手による熱戦が繰り広げられました。ホスト国としてのオーストラリアは強い成績を収め、観客動員やメディア露出とともに大会は成功裏に終了しました。

参考と補足

本記事は大会の概要と主要な特徴に焦点を当てた要約です。競技別の詳細な結果やメダル獲得状況、各会場の具体的な情報を確認したい場合は、公式記録や大会報告書、当時の報道資料をご参照ください。

スポーツ

2006年のコモンウェルスゲームズでは、個人競技12種目、団体競技4種目の計16種目が行われました。合計で247の競技が行われています。このうち4つのスポーツはさらに別の種目に分かれており、合計24種目となります。

  • 水泳:飛び込み、水泳、シンクロナイズドスイミング。
  • サイクリング:トラック、ロード、マウンテンバイク。
  • 体操:芸術的、新体操
  • 射撃:クレーターゲット、ピストル、スモールボアおよびエアライフル、フルボアライフル。

メダル表

2006年コモンウェルスゲームズ メダル獲得数

ポス

国名

Gold

Silver

Bronze

合計

1

オーストラリア

84

69

68

221

2

イングランド

36

40

34

110

3

カナダ

26

29

31

86

4

インド インド

22

17

11

50

5

南アフリカ

12

13

13

38

6

スコットランド

11

7

11

29

7

ジャマイカ

10

4

8

22

8

マレーシア

7

12

10

29

9

ニュージーランド

6

12

13

31

10

ケニア

6

5

7

18

11

シンガポール

5

6

7

18

12

ナイジェリア

4

6

7

17

13

ウェールズ

3

5

11

19

14

キプロス

3

1

2

6

15

ガーナ

2

0

1

3

ウガンダ

2

0

1

3

17

パキスタン

1

3

1

5

18

パプアニューギニア

1

1

0

2

19

マン

1

0

1

2

ナミビア

1

0

1

2

タンザニア

1

0

1

2

22

スリランカ

1

0

0

1

23

マウリチウス

0

3

0

3

24

バハマ

0

2

0

2

北アイルランド

0

2

0

2

26

カメルーン

0

1

2

3

27

ボツワナ

0

1

1

2

マルタ

0

1

1

2

ナウル

0

1

1

2

30

バングラデシュ

0

1

0

1

グレナダ

0

1

0

1

レソト

0

1

0

1

33

トリニダード・トバゴ

0

0

3

3

34

セイシェル

0

0

2

2

35

バルバドス

0

0

1

1

フィジー

0

0

1

1

モザンビーク

0

0

1

1

サモア

0

0

1

1

スワジランド

0

0

1

1

245

244

254

743

カレンダー

    

オープニングセレモニー

    

イベント・コンペティション

    

イベントファイナル

    

閉会式

 

3月

第15回

第16回

17日

十八番

19日

20日

21日

第22回

第23回

24日

第25回

26日

セレモニー

陸上競技

バドミントン

バスケットボール

ボクシング

サイクリング

ダイビング

体操競技

ホッケー

ローンボウルズ

ネットボール

ラグビーセブンス

撮影

スカッシュ

スイミング

シンクロナイズドスイミング

卓球

トライアスロン

ウエイトリフティング

3月

第15回

第16回

17日

十八番

19日

20日

21日

第22回

第23回

24日

第25回

26日

会場

2006年コモンウェルスゲームズでは、以下の会場が使用されました。その会場で行われたスポーツは、その後に記載されています。

メルボルンの会場

  • ドックランズ地区:ウォーク
  • メルボルン・クリケット・グラウンド開会式・閉会式、陸上競技大会
  • メルボルン・エキシビション・センターバドミントン、ボクシング、ウェイトリフティング
  • メルボルン・ガン・クラブクレイ・ターゲット・シューティング
  • メルボルン・インターナショナル・シューティング・クラブスモールボアとピストル射撃
  • メルボルン・スポーツ・アンド・アクアティック・センターアクアティクス、スカッシュ、卓球
  • 多目的会場(メルボルン・パーク)。バスケットボール決勝戦、自転車トラック競技、ネットボール決勝戦
  • ロッド・レーバー・アリーナ(メルボルン・パーク)。体操競技
  • ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・サーキットサイクリングロードレースイベント
  • ステート ローンボウルズ センターローンボウルズ
  • ステート・ネットボール・ホッケー・センターネットボールとホッケー
  • セント・キルダ海岸とビーチロード。トライアスロンとサイクリングタイムトライアル
  • テルストラドームラグビー7s

その他の会場

バララット

バララット・マイナードームバスケットボール

ベンディゴ

ベンディゴスタジアムバスケットボール
Wellsford Rifle Range:フルボアシューティング

ジーロング

ジーロン・アリーナバスケットボール

リスターフィールド公園

州のマウンテンバイク・コースマウンテンバイク・サイクリング

トララゴン

トララルゴン・スポーツスタジアムバスケットボール

その他の注意事項

メルボルンの鉄道、路面電車、バスなどの公共交通機関(Metlink)は、大会に合わせてダイヤを変更していた。



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