2009-10シーズンのNHLは、ナショナルホッケーリーグ(NHL)としては92シーズン目、前身のナショナルホッケーリーグ(NHA)創設から100シーズン目のシーズンである。10月2日と3日のヨーロッパでの4試合を含む2009年10月1日から、現在行われている2010年スタンレーカッププレーオフが行われる2010年4月11日まで、2010年6月上旬まで開催されました。バンクーバーで開催される2010年冬季オリンピックにNHLの選手が参加するため、2月15日から28日までシーズン半ばの休暇がありました。冬季オリンピック休暇のため、2010年のNHLオールスターゲームは行われませんでした。

シーズン概要と日程調整

2009-10シーズンは開幕戦の一部をヨーロッパで行うなど国際色の強い立ち上がりとなりました。通常のレギュラーシーズンは2009年10月に始まり、2010年4月中旬で終了、その後スタンレーカップ・プレーオフが行われ、優勝チームの決定は2010年6月までずれ込みました。シーズン中の最大の特徴は、2010年バンクーバー冬季オリンピックにNHL選手が参加するため、2月中旬から下旬にかけて約2週間のリーグ中断が入ったことです。これにより各チームの日程は前後に圧縮され、プレーオフの開始時期や休養日程が影響を受けました。

主な結果・受賞

  • スタンレーカップ優勝:シカゴ・ブラックホークス(決勝でフィラデルフィア・フライヤーズに4勝2敗で制覇)。
  • 決勝の決定的場面:第6戦は延長で終わり、パトリック・ケイン(Patrick Kane)の決勝ゴールでシカゴが勝利し、チームは大会制覇を決めました。
  • プレーオフMVP(コーン・スミス賞):ジョナサン・トーヴス(Chicago)。
  • プレジデンツ・トロフィー(レギュラーシーズン最多勝ち点):ワシントン・キャピタルズ。
  • アート・ロス賞(得点王)/ハート賞(MVP):ヘナンリク・セディン(Henrik Sedin)がレギュラーシーズン得点王および最優秀選手に選ばれました。

プレーオフ形式

従来どおり各カンファレンスから16チーム(各カンファレンス上位8チーム)が出場し、4ラウンドのトーナメントで優勝を争います。ディビジョン優勝チームは各カンファレンスで上位シードとなり、残りのシードは勝ち点順で決定されます。シリーズはすべて7試合制(先に4勝したチームが勝ち抜け)です。

オリンピックによる中断と影響

2010年バンクーバー冬季オリンピック(開催期間:2010年2月12日~28日)には多くのNHL選手が各国代表として出場しました。リーグは2月15日から28日までレギュラーシーズンを中断し、トップ選手たちがオリンピックでプレーできるように調整しました。このため、例年行われるNHLオールスターゲームは開催されず、各チームはオリンピック参加選手の休養や復帰調整、ケガのリスク管理に努めました。オリンピックは世界的な注目が集まり、選手にとっては代表としての晴れ舞台となる一方、クラブチームにとっては短期的な戦力変動を招きました。

その他の注目点

  • ヨーロッパ開催の開幕戦(NHL Premiere)など、国際展開を強める取り組みが継続されました。
  • シーズンはNHLとしての92シーズン目、前身リーグを含めると100シーズン目という節目でもあり、リーグの歴史・伝統が改めて注目されました。
  • 若手・ルーキーの台頭やトレード、コーチ交代などリーグ内の人事・戦術的変化も多く見られ、各チームの勢力図に影響を与えました。

本稿はシーズンの全体像と主要な出来事を分かりやすくまとめたものです。詳細な個人成績、順位表、各ラウンドの対戦結果などは、専門のデータベースや公式記録を参照してください。