2019年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦は、2018-19年のUEFAチャンピオンズリーグの最終戦として、2019年6月1日にスペインのマドリードにあるワンダ・メトロポリターノで行われた。大会はUEFA主催の欧州最高峰クラブ大会として第64シーズン目を迎え、欧州カップからUEFAチャンピオンズリーグに名称変更されてからは27シーズン目の決勝にあたる。決勝は初の欧州カップ決勝進出となるイングランド代表のトッテナム・ホットスパーと、通算9回目の決勝進出で2大会連続の決勝進出となったリバプールの対戦となった。両軍の指揮は、トッテナムがマウリシオ・ポチェッティーノ、リバプールがユルゲン・クロップである。

試合の経過

試合開始からわずか106秒後、リバプールのモハメド・サラーが相手からのファウルでPKを獲得し、自らこれを決めて先制した。試合はその後拮抗した展開が続いたが、後半終盤の87分にリバプールの控えフォワード、ディボック・オリジが追加点を決め、これが決勝点となって2-0でリバプールが勝利した。公式記録上の観客数は約63,000人台で、審判はダミル・スコミナ(スロベニア)が主審を務めた。

背景と到達経路

  • リバプールは今大会で目覚ましい逆転劇を見せ、特に準決勝でのFCバルセロナ戦(1stレグ3-0の劣勢から2ndレグを4-0で制して合計4-3で突破)などにより決勝進出を果たした。
  • トッテナムは準決勝でAFCアヤックスを破り、クラブ史上初の欧州カップ(チャンピオンズリーグ)決勝進出を果たした。準決勝第2戦でのルーカス・モウラのハットトリックが特に劇的だった。

結果の意義

優勝したリバプールにとってはクラブ史上6度目の欧州カップ優勝であり、2005年以来の欧州王者復帰となった。指揮官ユルゲン・クロップにとってはクラブでの悲願を達成する重要な勝利であり、選手・ファンにとっても記憶に残るタイトルとなった。

この勝利により、リバプールは2019年のUEFAスーパーカップ2018-19 UEFAヨーロッパリーグ優勝チェルシーと対戦する権利を獲得した。また、2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ本戦(グループステージ)への出場権を獲得した。なお、すでに国内リーグ成績で出場権を得ている場合は、UEFAのアクセスリストに基づき出場枠が他協会へ振り分けられる(2019–20シーズンではその繰り上げ措置により別の協会が恩恵を受けた)。

試合運営とルール上の変更

大会運営面では、2018年3月にUEFAが延長戦での「4人目の交代」を認めることを発表しており、決勝戦でも該当するルールが適用された。また、決勝のキックオフ時間は従来の20:45 CESTから21:00 CESTへ変更されている。

補足と影響

  • この決勝は、リバプールにとってクラブ史上重要な節目であり、クラブの欧州における地位を改めて示した。
  • トッテナムはクラブ初のチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしたが、決勝で勝利を手にすることはできなかった。以後のシーズンでもチーム再編や戦術の見直しが図られた点は注目に値する。

注:本記事は試合の概略と背景、影響を分かりやすくまとめたものである。詳細な出場メンバーや試合統計(シュート数、ポゼッションなど)を含めた完全なマッチレポートは、別途の専門資料や公式記録を参照されたい。