999(ナイン・ナイン・ナインと読む)は、イギリスおよびアイルランドで、緊急の公共安全サービスに連絡するために使われる伝統的な緊急電話番号である。999に発信すると緊急オペレーターにつながり、必要に応じて警察消防・救助、救急車や救急救命士を手配できる。この番号は、生命に関わる事態や時間的に切迫した状況のためにのみ使うことを想定しており、日常的または緊急でない用件は別の非緊急連絡先で扱われる。

999通報の処理

999に発信すると、発信者はオペレーターにつながり、どのサービスが必要か、また場所や緊急事態の内容などを尋ねられる。通報担当者はその後、次のような機関を出動させることができる。

携帯電話からは112でも同じ緊急サービスにつながり、欧州連合全体および世界のGSMネットワークで認識されている。現代の緊急システムでは、ネットワークデータやスマートフォンの位置情報機能を使って、通報者のおおよその位置を出動先に提供することが多い。

起源と国際的な位置づけ

999は、英国とアイルランドで長く使われてきた緊急番号である。後にEU標準の112が併用されるようになり、利用者はどちらの番号でも通報できる。ほかの国では別の番号が使われる場合があり(たとえば米国では911、オーストラリアでは000)、海外では現地の緊急番号を確認しておくべきである。ヨーロッパの一部やその他の地域では、112と999が携帯ネットワーク上で相互に利用できる。

通報する時と方法

999は、すぐに助けが必要な緊急事態のときだけに通報する。オペレーターと話す際は、正確な場所または最寄りの場所、事件の簡単な説明、関係者の人数、差し迫った危険があればその内容を伝えられるようにしておくとよい。通報担当者からの指示に従い、別の指示があるまで電話を切らない。緊急でない警察案件については、犯罪の届出や支援要請のための専用番号やオンラインサービスが用意されている。

その他の用途と注意点

一部の国では、この数字が特定のサービスに再利用されている。たとえば999はポーランドでは救急医療番号としても使われる。緊急回線への虚偽、迷惑、または繰り返しの不要な通報は、正当な事故対応の妨げとなるため、法的な罰則の対象となることがある。緊急番号や各種サービスに関する正式な案内は、地域の公共安全情報や各国の緊急サービスのページを参照するとよい。

緊急番号やサービスへの連絡方法について詳しくは、緊急番号および一般的な緊急サービスに関する公式情報を参照。