砲兵とは|大砲・榴弾砲の役割、装備、運用方法をわかりやすく解説

砲兵とは何かを初心者向けに丁寧解説—大砲・榴弾砲の役割、装備、運用方法、用語と実戦での活用までわかりやすく紹介。

著者: Leandro Alegsa

砲兵とは、軍隊で使用される大口径火器の部門を指します。具体的には大砲や榴弾砲、迫撃砲、ロケット砲、あるいは対空・沿岸用の大砲など、遠距離から目標を攻撃・制圧するための武器を扱います。この種の火器は遠方の目標に対して高い破壊力や制圧力を与える目的で用いられ、敵の機動や占領を妨げたり、敵陣地や塹壕、建物を破壊して味方部隊を支援する役割を担います。砲兵が用いる兵器には、砲弾を撃つものから、ミサイルを発射するものまで多様で、現代では広域に地雷を散布する機能を持つシステムや、精密誘導弾を用いるものもあります。また、空戦では大口径砲や高速回転砲で飛行機やミサイルの迎撃を行うこともあります。

砲兵の主な種類と装備

  • 野戦砲・榴弾砲:長距離で高爆発力の弾を飛ばし、陣地・施設・集結地を攻撃する。自走式(車両搭載)と牽引式(トレーラーで移動)のタイプがある。
  • 迫撃砲:比較的短距離・高仰角で投射する小〜中口径の火器。軽量で移動性に優れ、山岳や市街地での支援に適する。
  • ロケット弾・MLRS:多連装ロケットランチャーは短時間で広範囲に火力を投入でき、面制圧や迅速な火力集中に向く。
  • 対空砲:固定砲や機動砲で航空機・ミサイルを撃墜するための装備。
  • 沿岸砲・防空ミサイル:海上の脅威に対する長距離火力や、地対空ミサイルを含む。
  • 弾薬の種類:通常榴弾(HE)、焼夷弾、煙幕弾、照明弾、対装甲弾、クラスター弾、精密誘導弾など。

砲兵の役割(戦術的な使い方)

  • 直接支援:前線の友軍に対して敵を制圧・破壊し進撃を助ける。
  • 制圧射撃:敵の視界や行動を制限するために弾幕を張る。
  • 反撃(カウンターバッテリー):敵砲兵を特定して攻撃し、敵からの被害を減らす。
  • 区域封鎖・地雷敷設:移動経路を封鎖したり、敵の行動範囲を制限する。
  • 対空・対艦任務:空中や海上の脅威に対する防御・攻撃。

運用手順(射撃の流れ)

砲兵の射撃は単純に撃てば当たるものではなく、組織的な手順で行われます。一般的な流れは次の通りです。

  • 観測(スポッティング):前線や偵察機、ドローンなどの「スポッター(前方観測員)」が目標や落下点を観測・報告します。砲手が目視できない遠距離の場合、この観測が不可欠です。
  • 射撃要請:前線部隊から砲兵部隊に対して射撃依頼が送られます。目標位置、効果、優先度などが伝えられます。
  • 射撃計算(FDC):火力統制班(Fire Direction Center)が風速、気温、弾薬の種類、射角、地形差などを考慮して発砲するための方位・仰角・装薬量を算出します。現代ではコンピュータとGPSで計算が高速化されています。
  • 装填・照準・発射:砲班が装填し、指示された方向に照準を合わせて発射します。
  • 観測と修正:スポッターが弾着を観測して修正を指示する(「右10、前5」など)。必要に応じて追加射撃を行い命中と効果を確認します。

砲兵部隊の組織と人員の役割

砲兵部隊は複数の砲班(砲と乗員)と、射撃指揮を行う班、弾薬補給や整備を担当する班で構成されます。典型的な役割は次の通りです。

  • 砲長:砲班の指揮者。射撃の実行や安全管理を統括する。
  • 装填手:砲弾を安全かつ迅速に装填する。
  • 照準・操作手:照準や発射操作を担当する。
  • 観測員(スポッター):目標の観測・修正指示を行う(前方や航空機から行うことがある)。
  • 通信・弾薬班:命令伝達、弾薬補給、整備、牽引や移動の支援を行う。

安全と制約、現代の発展

  • 安全管理:誤射や砲身破損、弾薬事故を防ぐための手順と整備が厳格に定められています。射撃後の残留圧力確認や発射角度の安全限界などが重要です。
  • 法的・倫理的制約:クラスター弾や無差別な市街地攻撃などは国際人道法の問題となるため、使用には注意と制約があります。
  • 技術の進化:GPSや慣性航法を使った精密誘導弾、デジタル射撃管制、ドローンによる目標照準、長射程ロケットや自動化された自走砲などにより、命中精度と即応性が大きく向上しています。

まとめ(砲兵の重要性)

砲兵は陸海空の作戦で不可欠な「遠隔で大きな効果を与える力」です。正確な観測、迅速な射撃指揮、安定した弾薬補給と整備が揃うことで初めてその力を発揮します。現代戦では精密誘導弾や高機動システムの導入により、従来の「面攻撃」に加えて「点の精密攻撃」も可能になっており、戦術的・戦略的に重要度が増しています。砲手は遠方の敵を直接視認しなくても、スポッターや計算を通じて味方の勝利に大きく貢献します。

砦の大砲(19世紀Zoom
砦の大砲(19世紀

砲兵の種類

フィールドアーティラリー

  • フィールドガン
  • 野砲(自走式)
  • 榴弾砲
  • 榴弾砲(自走式)
  • 歩兵銃
  • 歩兵銃(自走式)
  • マウンテンアーティラリ
  • マズルローディングガン
  • 攻城戦用の大砲

専用銃

  • 対空砲
  • 対戦車砲
  • アサルトガン
  • オートカノン
  • 海岸線の砲台
  • 核の砲台
  • リコイレス・ライフル
  • 自走式高射砲
  • 自走式対戦車砲

迫撃砲

  • 迫撃砲
  • 重い迫撃砲
  • 歩兵用迫撃砲
  • 自走式迫撃砲

ロケッツ

  • ロケット砲

トランスポート・ビルトイン・アーティラリ



質問と回答

Q:大砲とは何ですか?


A:大砲や榴弾砲など、軍隊で使われる遠くの標的を撃つための大きな砲のことです。

Q:大砲にはどんな使い方があるのですか?


A:大砲は、敵軍の使用を阻止したり、敵がいる塹壕や建物を砲撃したり、味方部隊を支援するためによく使われます。

Q: どのような兵器が大砲にあたるのですか?


A:砲弾を発射するもの、ミサイルを発射するもの、地雷を広範囲に投下するものなど、様々な兵器があります。

Q: 対空戦闘とは何ですか?


A: 対空戦とは、飛行機やその他の航空機と戦うために大砲を使用することです。

Q:大砲を操作する人は何と呼ばれているのですか?


A: 砲弾を操作する人は "ガンナー "と呼ばれます。

Q: なぜ、大砲を使うのにスポッターが必要なのでしょうか?


A:砲兵の視界より遠くを撃つことが多いので、敵を発見する必要があるからです。

Q:砲兵が敵にダメージを与えるためには、敵を見る必要があるのでしょうか?


A:いいえ、砲兵が敵にダメージを与えるために敵を見る必要はありません。


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