膵炎:原因、症状、診断、治療
膵炎は、腹痛や消化・ホルモン機能の障害を引き起こす膵臓の炎症です。種類、原因、代表的な症状、診断、治療、合併症、予防について解説します。
概要
膵炎は、消化酵素とホルモンをつくる臓器である膵臓に炎症が起こる病気です。急に発症する急性膵炎として現れることもあれば、徐々に進行して慢性膵炎となることもあります。いずれの型も消化機能や代謝の調節を損ない、強い腹痛を生じることがあり、緊急の治療を要する合併症につながる場合があります。
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2 画像膵臓の構造と役割
膵臓は胃の後方に位置し、消化酵素を小腸へ放出して消化に関わります。また、血糖値を調節するインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌します。膵臓に炎症が起こると、酵素が腺の内部で活性化し始め、組織を傷つけることがあります。
種類、主な症状と主な原因
主な種類は二つです。急性膵炎は突然起こる炎症の発作で、治療によって改善することが多い一方、慢性膵炎は長期間続く炎症で、進行性の損傷を引き起こします。典型的な症状には、しばしば背中に放散する強い上腹部痛、吐き気、嘔吐があります。発熱、脈拍の増加、腹部膨満がみられることもあります。
診断と治療
診断は、臨床症状に加え、検査室検査と画像検査に基づいて行われます。血液検査では膵酵素の上昇がよく認められ、超音波検査やCT検査は、胆石、炎症、液体貯留、壊死の確認に役立ちます。主な診断手順には、血液生化学検査、酵素測定、腹部画像検査があります。
- 急性期の対応:入院、輸液による循環血液量の補充、疼痛管理、栄養支援、および原因への対応を行います。原因への対応には、例えば胆石の除去や原因薬剤の中止があります。
- 慢性期のケア:禁酒、膵消化酵素補充、疼痛管理、栄養指導が含まれ、場合によっては内視鏡的治療または外科的治療が行われます。
合併症、予後と予防
起こりうる合併症には、感染を伴う壊死、膵仮性嚢胞、吸収不良、内分泌機能の喪失による糖尿病があります。予後はさまざまで、多くの急性の発作は改善しますが、重症例は生命に関わることがあります。慢性膵炎は長期にわたる障害をもたらす可能性があります。予防では、飲酒量や胆石形成といった修正可能なリスクを減らすことが重視され、食事、体重管理、必要に応じた医療的治療が役立ちます。
注記と参考情報
膵臓の炎症とその管理についての一般的な情報や患者向け資料は、信頼できる医療情報源または専門家の助言を参照してください。炎症を起こした臓器や臨床的アプローチは、診療ガイドラインや教科書で詳しく説明されています。関連項目として、炎症、胃との関係、閉塞性の胆石またはアルコール関連疾患の治療に関する臨床経路を参照してください。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 膵炎:原因、症状、診断、治療 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/74332
出典
- niddk.nih.gov : "Pancreatitis"