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パラミクソウイルス:構造、疾患、感染と予防

パラミクソウイルスはパラミクソウイルス科に属する、エンベロープを持つマイナス鎖RNAウイルスである。麻疹、流行性耳下腺炎、RSVを含め、人間と動物に呼吸器疾患や全身性疾患を引き起こす。

概要

パラミクソウイルスは、パラミクソウイルス科に分類される、エンベロープを持つウイルス群である。この名称は、「そばに」「越えて」を意味するpara-や、「毒」を意味するvirusといったギリシア語の語根を反映している。共通する構造的・遺伝学的特徴を持つ関連病原体の一群を指す名称である。モノネガウイルス目に属し、ヒトおよび多くの動物で重要な疾患原因となる。

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構造とゲノム

この群のウイルスはエンベロープを持ち、一般に多形性またはおおむね球形の形態を示す。内部には、一本鎖・非分節のマイナス鎖一本鎖RNAゲノムを内包するらせん状ヌクレオカプシドが存在する。ゲノムは、RNA依存性RNAポリメラーゼ、ヌクレオプロテイン、マトリックスタンパク質のほか、宿主細胞への付着および膜融合を担う表面糖タンパク質など、限られた数の基本タンパク質をコードする。

複製と細胞への侵入

パラミクソウイルスは、付着糖タンパク質が細胞受容体に結合し、別の融合タンパク質がウイルス膜と細胞膜の融合を媒介することで宿主細胞へ侵入する。侵入後、ウイルスポリメラーゼは細胞質でゲノムの転写と複製を行う。感染ではしばしば多核細胞(合胞体、シンシチア)が形成され、これはこの科の複数の属にみられる特徴である。

疾患と主な例

これらのウイルスは、軽度の呼吸器疾患から重篤な全身性疾患まで、ヒトと動物に広範な臨床症候群を引き起こす。ヒトで重要な病原体には、以下が含まれる。

  • 麻疹ウイルス:重い合併症を起こすことがある、非常に感染力の強い全身性疾患の原因となる。
  • ムンプスウイルス:典型的には耳下腺炎を引き起こし、時に精巣炎や髄膜炎などを合併する。
  • 呼吸器合胞体ウイルス(RSV):乳児および高齢者における細気管支炎と肺炎の主要な原因である。
  • ヒトパラインフルエンザウイルス:クループなどの呼吸器感染症における重要な原因である。
  • ニパウイルスやヘンドラウイルスなどの動物由来の例:動物宿主からの種を越えた感染後に、重篤で時には致死的な疾患を引き起こす可能性がある。

これらの病原体は全体として、世界中で多くのヒトおよび動物の疾患に関与しており、公衆衛生上のサーベイランスの対象となっている。

予防、制御と注目すべき事項

一部のパラミクソウイルスには有効なワクチンが存在する。例えば麻疹とムンプスはワクチンで予防可能であり、併用ワクチンによる予防接種プログラムに一般的に含まれる。RSVなどの他のウイルスについては、高リスク乳児へのモノクローナル抗体の投与や、ワクチン開発の継続が予防戦略に含まれる。感染対策は、標準的な呼吸器感染予防策、サーベイランス、および該当する場合のワクチン接種キャンペーンに依存する。

歴史と分類

パラミクソウイルスは、20世紀半ばに近代ウイルス学が発展するなかで認識され、その後、遺伝学的・抗原学的特性に基づいて複数の属へ細分化されてきた。現在では、分子診断とゲノム塩基配列決定が、株の同定、流行の追跡、ウイルス進化の研究で中心的な役割を果たしている。複数のパラミクソウイルスは種間を越えて感染しうるため、感染症研究におけるワンヘルスのアプローチにとって重要な研究対象であり続けている。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com パラミクソウイルス:構造、疾患、感染と予防

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/74559

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