ポーテージは、アメリカ合衆国のウィスコンシン州コロンビア郡にある都市で、同郡の郡庁所在地である。2010年国勢調査では10,662人が居住しており、コロンビア郡で最大の都市である。マディソン都市圏(Madison metropolitan statistical area)に属し、周辺の行政・商業の中心としての役割を果たしている。
歴史
地名の「ポーテージ」は、かつてネイティブアメリカンや探検家が船や荷物を運んで越えた、フォックス・ウィスコンシンの水路に由来する。ここはフォックス川とウィスコンシン川を結ぶ短い陸路(portage)であり、内陸とミシシッピ川水系をつなぐ重要な交通の要衝だった。1673年にはジャック・マーケットとルイス・ジョリエットがミシシッピ川へのルートを探索した際にこの地を通り、その重要性が記録された。以降、毛皮交易や定住、交通の結節点として発展してきた。
地理と交通
ポーテージはフォックス川とウィスコンシン川が近接する地点に位置し、川や運河を中心とした自然環境が残っている。都市はマディソンの北側にあり、マディソン都市圏の一部として道路や交通網で結ばれている。地域内には公園や河川沿いの遊歩道が整備され、カヌーや釣り、ハイキングなどのアウトドア活動が盛んである。
行政・人口
市はコロンビア郡の行政中心であり、郡庁や裁判所などの公共施設が置かれている。先述の通り、2010年国勢調査では人口は10,662人で、コロンビア郡内では最大の都市である。マディソン都市圏に含まれる都市のうち、デーン郡(Dane County)以外では最大の都市でもある。
観光・文化
ポーテージは歴史的な港や運河の景観、地域の歴史を伝える博物館・史跡などが観光資源となっている。街なかや河畔には歴史地区や散策路があり、季節ごとの地域イベントやマーケット、屋外レクリエーションを目当てに訪れる人が多い。地元の博物館や歴史保存団体は、先住民族からヨーロッパ系入植以降の交易・交通史を紹介している。
市のスローガンは "Where the North Begins"(「北の始まり」)であり、その地理的・歴史的な位置づけを端的に表している。





