ポストノミナル(人名後置称号)とは:定義・例・使い方

ポストノミナル(人名後置称号)の定義・由来・具体例と正しい使い方をわかりやすく解説。学位・職業・勲章の表記ルールやよくある誤用も紹介。

著者: Leandro Alegsa

ポストノミナル(人名後置称号)とは、人名の後に付ける略記(文字列)のことで、学位・資格・職務・勲章・名誉称号・団体所属などを示します。イギリスをはじめとする英連邦圏で最も多く使用されており、公式文書や名刺、署名欄などでその人の地位や資格を簡潔に表すために用いられます。

代表的な例

  • 職務・公職:例えば治安判事(Justice of the Peace)の略「JP」(例として原文にある奉行に対応する職務表記)。
  • 爵位・称号:ナイトバチェラーなら「Kt」、バロネットなら「Bt」、クイーンズカウンセラーなら「QC」など(原文の表記では ナイトバチェラーバロネット、クイーンズカウンセラーならQC)。
  • 勲章・栄典:たとえばナイトやオフィサーなどの勲章を示す「OBE」など(原文の例:OBE)。
  • 学位・資格:大学の学位(PhD、MA、BA など)、専門職の資格(MD、RN 等)もポストノミナルで表されます。
  • 軍歴・装飾:軍の勲章やメダル(VC、DSO 等)も後置で示されることがあります。

表記の順序とルール

ポストノミナルは国や組織ごとに定められた順序やスタイルガイドがあり、一般的な配列の例は次の通りです(あくまで代表例):

  • 国・王室からの栄典・勲章(例:OBE 等)
  • 公式な公職・任命(例:JP)
  • 専門的資格・会員資格(例:弁護士の資格、学会会員)
  • 学位(例:PhD、MA)
  • その他の称号や認定

ただし、この順序は国やスタイルガイドによって異なるため、正式文書では該当する国や機関の指針に従ってください。

句読点・スペースの扱い

表記法は国や慣習により差があります。例:

  • 英国内では名前とポストノミナルの間にカンマを置かないことが多い(例:Sir John Smith KBE)。
  • 米国など一部の文脈ではカンマで区切ることがある(例:John Smith, PhD)。
  • 複数のポストノミナルを並べる際は空白で区切るか、カンマで区切るかは様式による。略語は大文字で示されることが一般的です。

使い方と注意点

  • 公式・正式な場面(履歴書、学術論文、名刺、公式称号の付与発表など)で使用されます。日常的な紹介やカジュアルな場面では省略するのが一般的です。
  • 多くのポストノミナルを並べすぎると見苦しくなるため、文脈に応じて必要なものだけを表示します。
  • ポストノミナルは性別や敬称(Sir、Dame、Dr などの前置称号)とは別扱いです。前置称号と後置称号は両方併用できます(例:Dr Jane Smith OBE)。
  • 国や制度によって同じ略称でも意味が異なることがあるため、国際的に提示する際は補足説明を加えると分かりやすくなります。

まとめ

ポストノミナルは人の資格や栄誉を簡潔に伝える便利な表記方法ですが、使用する順序・形式は国や組織の規定に従う必要があります。公式な場面では該当するスタイルガイドや慣例を確認し、過不足なく適切に記載してください。



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