キヌア(Chenopodium quinoa):栄養、歴史、栽培と利用
アンデス原産のアカザ属植物キヌアは、栄養豊富な種子と食用の葉で評価される。本項では、その特徴、歴史、栽培、利用法、注目すべき事実を解説する。
概要
キヌア(Chenopodium quinoa)は、主に食用の種子を得るために栽培される顕花植物である。しばしば穀物に似た作物と説明されるが、キヌアは真の穀類ではない。イネ科に属さないため、小麦や米とは異なる。このため、穀物として利用される擬似穀類であり、真の穀類ではないことを強調する資料もある。種子は短時間で調理でき、軽くふんわりとした食感になる。
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10 画像特徴と成分
キヌアは、ほかのアカザ類と同じ植物学的なグループに属し、身近な野菜や野生植物とも近縁である。近縁種には、ほかのアカザ属の種のほか、ビート科の作物や、ホウレンソウのような葉物野菜が含まれる。より広い科に属する種の一部は、俗にタンブルウィードと呼ばれる。キヌアの葉も食用であり、伝統的な食生活の一部ではアマランサスの葉と同様に利用される。
栄養と調理での利用
キヌアの種子は、主要栄養素のバランスがよく、必須アミノ酸をすべて含むことから、高品質な植物性たんぱく質源として重視される。もともとグルテンを含まず、食物繊維、マグネシウムや鉄などのミネラル、ビタミンB群も供給する。一般的には米の代わりにゆでるほか、サラダに加える、朝食用のポリッジにする、製パン用の粉にひくといった使い方がある。
歴史と栽培化
キヌアは数千年前に南アメリカのアンデス地域で栽培化され、高地に暮らす社会にとって重要な主食作物だった。伝統的な農業体系では、寒冷、干ばつ、塩分を含む土壌に適応した品種が選抜されてきた。20世紀から21世紀にかけては、栄養価が高くグルテンフリーの食品への需要が増し、古代穀物が世界市場で注目されるようになったことから、キヌアはほかの大陸にも広まった。
栽培、品種と加工
栽培される品種には白、赤、黒、混合タイプなどがあり、それぞれ食感や調理時間がわずかに異なる。種子の表面は、鳥から植物を守る苦味のあるサポニンで覆われているため、商業的な加工では通常、販売前に水洗いまたは機械研磨によってこの層を除去する。キヌアはやせ地や高地でも栽培できるが、収量と環境への影響は栽培方法や地域によって異なる。
利用、生態と注目すべき事実
- 利用:主食用の種子、粉、葉物野菜、発酵製品。
- 栄養:完全なアミノ酸組成をもち、微量栄養素も豊富である。
- 注意点:サポニンを除くために洗浄し、個人の不耐性にも注意する。
- 社会経済的側面:世界的な需要は、生産地域の地域市場や栽培形態に影響を与えている。
より詳しい植物学・農業学上の情報については、専門資料やデータベースを参照するとよい。さらに読むには、上記でリンクされた概要資料および技術ガイドを参照されたい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com キヌア(Chenopodium quinoa):栄養、歴史、栽培と利用 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/80579
出典
- theplantlist.org : "The Plant List: A Working List of All Plant Species"
- whfoods.com : Overall nutrient richness
- commons.wikimedia.org : Chenopodium quinoa