シャス:イスラエルのセファルディ系ハレディ政党
シャスは、セファルディ系・ミズラヒ系の超正統派ユダヤ人コミュニティを代表して1984年に結成されたイスラエルの政党。アリエ・デリの指導の下、宗教保守主義、社会福祉の重視、連立政権における現実主義を併せ持つ。
シャス(ヘブライ語:ש"ס)は、正式名称をショムレイ・スファラド(שומרי ספרד、「セファラドの守護者」の意)とする、主として宗教的なセファルディ系およびミズラヒ系ユダヤ人を代表するイスラエルの政党である。1984年に結成され、宗教的保守主義と、支持基盤に関わる社会・経済問題への重視を組み合わせている。連立政権にはしばしば参加してきた。
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10 画像理念と支持基盤
シャスは一般に、セファルディ系・ミズラヒ系ユダヤ人の間に支持基盤を置く、宗教的かつコミュニティ重視の政党と説明される。伝統主義的なセファルディ系の宗教法と指導者層を基盤としつつ、より広いミズラヒの社会的・文化的文脈の中で活動している。党員と有権者は、しばしば宗教的戒律を守る人々、または伝統主義者である。同党は超正統派の世界と密接な関係を持つ一方、民族的・典礼上の独自性を維持している。
組織と指導部
シャスは政治組織と精神的指導の構造を併せ持つ。政治指導者はアリエ・デリであり、数十年にわたり党の中心的人物である。また、精神的指導者を務めた著名なラビたちも党の形成に影響を与えた。シャスはクネセトと地方自治体の選挙に候補者を擁立し、その宗教的・共同体的優先事項を反映する政策を主張している。
政治的役割と政策上の優先事項
シャスはイスラエルの複数の連立政権の形成においてキャスティングボートを握る役割を果たし、議席を用いて支持者のための予算措置や政策上の譲歩を確保してきた。主な重点は以下の通りである。
- 宗教教育および宗教機関への支援
- 恵まれないコミュニティに対する社会福祉と経済的援助の拡充
- 公的生活における伝統的な宗教規範の保護
- 連立政権への参加を可能にする、国家的問題に関する現実的な立場
近年のクネセトの会期では、第4次ネタニヤフ政権や一時的なネタニヤフ=ガンツ体制への参加を含め、シャスは国政連立政権で議席を得た。第24回クネセトでは9議席を獲得し、継続する選挙上の強さを示した。
歴史、主な事実と論争
1980年代の結成以来、シャスはセファルディ系・ミズラヒ系の宗教的ユダヤ人に国民生活におけるより強い発言力を与えることを目指し、従来のアシュケナジ系が優勢だったラビ制度に異議を唱えてきた。同党は長年にわたり法的・倫理的論争にも関わっており、複数の有力党員が捜査や有罪判決の対象となった。こうした問題は党とその支持者によって公の議論で取り上げられてきた。それにもかかわらず、シャスは宗教コミュニティと社会福祉に関わる政策の形成に影響力を保っている。
宗教的かつ民族的に独自の政党として、シャスは伝統的な宗教教義への献身と、自らのコミュニティのために資源と代表性を確保しようとする実際的な取り組みとの均衡を図り、イスラエル政治において特有の位置を占めている。
関連資料・出典:理念の概要、セファルディ系のアイデンティティ、ミズラヒの文脈、ハレディとの関係、指導者のプロフィール、結党の歴史、選挙結果。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com シャス:イスラエルのセファルディ系ハレディ政党 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/89529