ウォーターワールド』は、1995年に公開されたアメリカのSFアクション映画です。ケビン・コスナー主演で、製作も担当した。ウォーターワールド』は1995年7月28日に米国で公開されました。
製作中のトラブルで、予想以上の費用がかかってしまった。当時、史上最高額の映画となった。1億7500万ドルの予算で、アメリカの映画館で8800万ドルを売り上げた。しかし、この映画は他の国でも成功した。1億ドル以上の利益を上げたのです。
あらすじ(概要)
物語は地球の氷帽が溶けて海面が上昇し、大部分が水没した近未来が舞台です。陸地はほとんど消え、わずかに残った「アトール」や海上コミュニティを巡って争いが続きます。ケビン・コスナー演じる主人公(通称マリナー)は、鰓(えら)や水かきのある変わり者の放浪者で、海上を帆走するサバイバル生活を送っています。物語は、ある孤立したコミュニティと、土地の地図が刻まれた少女(エノーラ)をめぐる追跡劇、ならびに荒くれ者たち「スモーカーズ」との対立を描きます。
キャストとスタッフ
- 主演:ケビン・コスナー(製作も兼任)
- 共演:デニス・ホッパー(悪役の一人)、ジーン・トリプルホーン、ティナ・マジョリーノ(エノーラ役)など
- 監督:ケヴィン・レイノルズ(Kevin Reynolds)
- 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard)
製作とトラブル
本作は大規模な海上セットや多数のスタント、特殊効果を必要とするため、撮影は技術的に非常に困難でした。外洋や人工海上セットでの撮影が長期化し、天候被害やセットの損壊、撮影スケジュールの遅延などが重なってコストが膨らみました。また、製作過程での意見の相違や再撮影なども報じられ、これらが総じて製作費の増大につながりました。その結果、当時の製作費は約1億7500万ドルに達し、史上最も高額な映画の一つとして話題になりました。
興行成績と評価
アメリカ国内での興行収入は約8800万ドルにとどまり、当初は「興行的失敗」と見なされることもありました。しかし、海外市場での興行成績やその後のホームビデオ販売、テレビ放映によって収益を伸ばし、最終的には世界的に大きな興行成績を上げました(全世界興行収入は数億ドル規模)。批評面では、映像スケールやアクションのスケール感は高く評価される一方で、脚本やキャラクター描写に対する厳しい意見もあり、初出時は賛否が分かれました。
製作秘話と影響
本作は製作当初から巨額の投資が集中したため、公開前後にメディアでその「失敗」や「大赤字」の可能性が注目されました。結果的に映画自体は独創的な世界観と大胆な映像で再評価を受け、年月を経てカルト的な支持を得るようになりました。また、大規模な海上アクションやポスト・アポカリプス描写が後の作品に影響を与えたとされます。
その後の展開(ホームメディアと評価の変化)
公開後はDVDやBlu-rayなどのホームメディアで繰り返しリリースされ、特典映像や未公開シーンを収めた版も登場しました。テレビ放映やストリーミングで目に触れる機会が増えるにつれ、当時の「大失敗」イメージは和らぎ、企画の野心や海上セットの作り込み、コスナーらの存在感を評価する声が増えています。
まとめ
ウォーターワールドは、巨大なスケールと困難な製作過程で語られることの多い作品です。公開当初は製作費の大きさが注目され批判もありましたが、その映像的な挑戦と独自の世界観は長期的には支持を集め、映画史の中で興味深い位置を占めるタイトルとなっています。