Xは現代英語のアルファベットの24番目の文字で、英語では一般に「ex(エックス)」と呼ばれる。英語での典型的な音価は、box や next に見られる子音連結 /ks/ だが、発音は語中の位置や語源によって変わる。文字はラテン文字では大文字の X と小文字の x として現れ、文字としても、さまざまな場面で広く認識される記号としても用いられる。
発音と綴字上のふるまい
この文字は通常、/k/ + /s/(しばしば /ks/ と表記)という連続を表し、とくに音節末でよく見られる。例: fox, exit。ギリシア語からの借用語の語頭では、しばしば有声の摩擦音 /z/ を表す。例: xylophone, xenon。また、母音と強勢のある音節の間では example や exist のように /ɡz/ になることもある。綴りの型は、語の歴史や発音変化に応じて sk や gz のような連続も生み出す。
歴史と発展
ラテン語の文字 X は、さらに古いギリシア系の形からローマ字に取り入れられた。字形は、歴史的な文字体系によってはギリシア文字の chi(Χ)や xi(Ξ)に似ている。その系譜は、ギリシア、そしてラテンの文字体系に影響を与えたセム系文字へさらにさかのぼることができる。何世紀にもわたり、その用法と音価は、これを借用した言語の音韻体系に合わせて変化し、現代英語やラテン文字を用いる多くのアルファベットで24番目の文字として定着した。一般的なラテン文字とギリシア文字の歴史も参照。
一般的な用法と例
- 日常語彙: box, next, taxi, exit。
- ギリシア語由来の語は、しばしば X で始まるが、発音は /z/ になる: xylem, xylophone, xenophobia。
- 記号として: 代数の未知数(x, y, z)、遺伝学におけるX染色体、選択に「X」を付ける表記、そして10を表すローマ数字 X。
- タイポグラフィやデザインでは、X は印象的な幾何学的字形として使われ、ロゴタイプや略記の印として用いられることもある。
注目すべき点と区別
小文字の x は、数学やコンピューティングで変数、乗算(非公式)、あるいは座標(x軸)を表すためによく使われる。大文字の X には追加の意味もあり、等級表示(歴史的な「X」指定)、署名の印、匿名性のためのプレースホルダーなどを示すことがある。言語学的には、この文字の発音は語源と音声環境に強く左右されるため、英語のほかの多くの子音よりも変化が大きい。順序上の位置については、アルファベットの24番目の項目と、参考書における文字の一般項目を参照。