パストール・ラファエル・マルドナド・モッタは、1985年3月9日にマラカイで生まれたベネズエラのレーシングドライバーである。これまでのキャリアは、シングルシーターのフォーミュラレース。2010年のGP2チャンピオンであり、イタリア・フォーミュラ・ルノーの元チャンピオンでもある。現在、ウィリアムズF1チームのドライバーである。F1初戦は2011年オーストラリアGP。

幼少期からカートでキャリアを開始し、その後ヨーロッパの下位フォーミュラを経てステップアップした。育成期には欧州やイタリアのフォーミュラシリーズで実績を積み、フォーミュラルノーなどでタイトルを獲得することで注目を集めた。

GP2(現F2)での成功とF1昇格:2010年はGP2シリーズで安定した速さを見せ、Rapaxチーム(当時所属)でシリーズチャンピオンに輝いた。このGP2での優勝が直接的なF1昇格の足がかりとなり、2011年にウィリアムズからF1デビューを果たした。

F1での主な出来事:F1ではウィリアムズ(2011–2013)を中心に参戦し、2012年のスペインGPで自身初かつF1での唯一の優勝を飾った。この勝利はベネズエラ出身ドライバーとして歴史的な意味を持つ成果となった。その後はロータス(Lotus F1 Team)へ移籍して継続参戦した時期もあるが、度重なる接触やリタイアが報じられ、走り方や判断を巡って賛否両論を呼んだ。

スポンサーと資金面:母国の国有石油企業PDVSAからの支援を受けたことがキャリア推進に大きく寄与した。チームやマシンにもスポンサー名が大きく表示され、資金面でのバックアップがF1参戦を支えた。

評価と現在の状況:攻撃的で速さを見せる一方、接触や事故が多かったためメディアやファンの評価は分かれた。F1離脱後はトップカテゴリー復帰は果たしていないが、モータースポーツに関わる活動やプライベートでの事業に携わっているとされる。

  • 生年月日:1985年3月9日(マラカイ生まれ)
  • 主なタイトル:2010年 GP2シリーズ チャンピオン、イタリア・フォーミュラ・ルノー元チャンピオン
  • F1初出走:2011年オーストラリアGP
  • F1での優勝:2012年 スペインGP(通算1勝)
  • 参戦チーム(F1):ウィリアムズ、ロータス(Lotus)など

彼のキャリアは速さと物議を醸す一面が同居しており、南米出身ドライバーとしてF1の舞台で結果を残した数少ない例の一人として記憶されている。