座標19°23′0″n 70°31′0″w / 19.38333°n 70.51667°w / 19.38333; -70.51667
Espaillatは、ドミニカ共和国の州である。同国の北中部に位置するシバオ地方にある。州都はモカ。
県が誕生したのは1885年。県になるまではラ・ベガ県の一部であった。
概要と名称の由来
Espaillat州は、19世紀の政治家であり短期間大統領を務めたウリセス・フランシスコ・エスパイジャット(Ulises Francisco Espaillat)にちなんで名付けられた。地形は内陸部の肥沃な谷(シバオ盆地)と北岸に近い低地・海岸部が混在し、農業と漁業、沿岸の観光が経済の主要な柱となっている。
地理と気候
州内は標高差があり、内陸の谷間では農業に適した平坦地が広がる一方、北部では大西洋に面した海岸線と低地がある。気候は熱帯性で、沿岸部は温暖で湿度が高く、内陸の高地ではやや涼しい。雨季と乾季の差があり、雨量は標高や風向きによって地域差がある。
行政区分
主な自治体(Municipios)は次の通りで、州都モカを中心に複数の町・村が含まれる。
- モカ (Moca) — 州都。行政・商業の中心地。
- ガスパル・エルナンデス (Gaspar Hernández) — 北岸に近く、海岸観光や漁業が盛ん。
- カジェターノ・ヘルモセン (Cayetano Germosén)
- ハマオ・アル・ノルテ (Jamao al Norte)
- サン・ビクトル (San Víctor)
これらの自治体はさらに自治地区(Distrito Municipal)に細分され、地域ごとに地方行政が行われている。
経済
伝統的に農業が中心で、タバコ、コーヒー、カカオ、米、プランテーン(島バナナ)や野菜など多様な作物が栽培されている。沿岸部では小規模漁業や観光が地域経済を支え、州都モカや周辺の町では商業・小規模工業も見られる。
文化と社会
Espaillat州はシバオ地方の一部としてドミニカの伝統文化が色濃く残る地域であり、宗教行事や守護聖人の祭り、民俗音楽や踊りなど地域行事が盛んに行われる。各自治体では年中行事やカーニバルも催され、地域コミュニティの結びつきが強い。
交通とアクセス
州都モカは主要都市や港湾と道路で結ばれており、周辺の州都や国際空港へのアクセスが比較的良好である。沿岸部へは地方道や幹線道路が伸びており、観光地・海岸へアクセスしやすい。
備考
歴史的にラ・ベガ県の一部として出発したEspaillatは、1885年に独立した行政区画として設立され、その後の行政再編で現在の形になった。地理的・経済的特徴として、内陸の肥沃な農地と北岸の海岸資源を併せ持つ点が挙げられる。