数学で「比例式」とは、2つの比が等しいことを表す式のことです。たとえば、ある比 a:b と別の比 c:d が等しいとき、比例式は次のように書けます。
比率・割合の基本
比(ratio)は2つの量の関係を表します。たとえば「50は100の何倍か」は比で表すと 50/100 です。割合(percent, パーセンテージ)は「全体を100としたときの比」を表す方法です。比と割合は互いに変換できます。
- 50/100 = 1/2(50% = 1/2 = 0.5)
- 75/100 = 3/4(75% = 3/4 = 0.75)
- 未知の値 x を「x/100 = 3/4」と置けば、x = 75(つまり75%)となります。
比例式の書き方と解き方(外項・内項の利用)
比例式は次の形で表されます。
a/b = c/d
このとき、外項と内項の積が等しくなります(外項×外項 = 内項×内項)。すなわち
a × d = b × c
これを使って未知数を解きます。例:
- x/100 = 3/4 → 外項内項の積より x × 4 = 100 × 3 → x = 300/4 = 75
代数学や実生活での使い方(例:ガソリン価格)
代数学では、割合や比例式を使って数量の変化や対応関係を解きます。実生活の例として、40ドル分のガソリンに関する問題を見てみます。
問題:ガソリンの価格が1ガロンあたり $3.50 から $3.85 に上がったとき、元の $40 で買えた同じ量のガソリンは新価格でいくらになるか?
考え方:$40 で買えるガソリンの量(ガロン数)は 40 / 3.50 ガロンです。同じ量を新価格 $3.85 で買うと費用 x は次の比例式で表せます。
x / 3.85 = 40 / 3.50
外項・内項の積より:
x = 40 × 3.85 / 3.50 = 44.00
したがって、同じ量のガソリンを買うには $44.00 必要になり、差額は $4.00(= $44.00 − $40.00)です。
別の見方:単価が $3.50 → $3.85 へ増加した割合は 0.35 / 3.50 = 0.10 = 10% です。つまり総費用も 10% 増え、$40 × 1.10 = $44 になります。どちらの方法でも結果は一致します。
よくある計算パターン
- パーセントから実際の値を求める:全体 × (割合) = 部分(例:80の30% = 80 × 0.30 = 24)
- 部分から割合を求める:部分 ÷ 全体 = 割合(例:24 ÷ 80 = 0.30 = 30%)
- 比を簡約する:50/100 = 1/2 のように、分子・分母を共通因数で割る
- 比例で未知数を求める:a/b = c/d の形で外項・内項の積を使う
まとめ
比例式(a/b = c/d)は、比や割合を使った問題を解く基本的な道具です。外項×外項 = 内項×内項(a×d = b×c)を使って未知数を求め、パーセンテージの計算では小数(0.75 など)に直して計算するとわかりやすくなります。実生活では価格の変化や割合の比較などに頻繁に使われます。