『稲妻泥棒』はギリシャ神話を題材にした2005年のファンタジー・アドベンチャー小説です。これは、作家リック・リオルダンによって書かれた最初のヤングアダルト本で、パーシー-ジャクソン&オリンピアンズシリーズの第1作にあたります。物語は、現代に生きる12歳の少年パーシー・ジャクソンが自分が半神(半人半神)であることを知り、仲間とともに大きな危機を回避するための冒険に出る様子を描きます。パーシーは人間の女性とポセイドンの息子であり、物語は主にゼウス、ポセイドン、ハーデスという主要な神々の対立が全面戦争に発展するのを防ぐために進行します。作中では、パーシーが友人のアンナベス・チェイスや伴侶のグローバー・アンダーウッドらとともに、ゼウスの失われた武器(稲妻)を取り戻すための旅に出るという筋立てが中心になります。 リオダンはこの物語の着想を1990年代に得て、1997年ごろに初期の原稿をまとめました。出版をめぐる経緯を経て、本作は最終的にミラマックスブックスから2005年6月28日に刊行されました。刊行後の4年間で全世界(英語圏中心)で120万部以上を売り上げ、多くの読者に支持されました。2007年には子ども向けの書籍としてニューヨークタイムズのベストセラーリストに入り、米国図書館協会のヤングアダルト向け選定リストなどにも選出されるなど、高い評価を受けました。 本作は映画化もされ、映画版『稲妻泥棒』は2010年2月12日にアメリカで公開されました。小説の続編としては『モンスターズの海』(原題:The Sea of Monsters)などがあり、シリーズ全体はその後も続編や派生作品を生み出し、児童・ヤングアダルト向けの人気フランチャイズとなっています。