コンテンツ

·         1イベント

·         2誕生

·         3死亡数

·         4公開された作品

·         5ヒット曲

·         6ノーベル賞

イベント

  • 3月12–13日:ドイツによるオーストリア併合(アンシュルス)。オーストリアは事実上ナチス・ドイツに併合され、ヨーロッパ情勢は一層緊迫します。
  • 6月25日:アメリカ合衆国で公正労働基準法(Fair Labor Standards Act)が成立。最低賃金や労働時間の規定が導入されました。
  • 6月:DCコミックスの『Action Comics #1』が刊行され、スーパーマンが初登場(1938年刊行)。ポピュラーカルチャーに大きな影響を与えました。
  • 7月25日–11月16日:スペイン内戦の大きな山場となったエブロの戦い(Battle of the Ebro)。共和国軍と国民党側の激しい戦闘が行われました。
  • 1938年中:第二次上海事変以降の中華民国と日本の戦闘が継続、特に武漢をめぐる戦闘(武漢戦、春〜秋)では日本軍が進攻を続け、最終的に武漢占領に至ります(秋)。
  • 9月30日:英独仏伊の首脳がミュンヘン協定に調印。チェコスロバキアのズデーテン地方がナチス・ドイツに譲渡され、チェコスロバキアの主権が大きく損なわれました。
  • 10月30日:オーソン・ウェルズによるラジオドラマ「宇宙戦争(War of the Worlds)」放送。パニックを引き起こしたと伝えられ、ラジオドラマの影響力が改めて注目されました。
  • 11月9–10日:ナチス支配下のドイツとその占領地域でユダヤ人に対する大規模な暴力と破壊が発生(水晶の夜/Kristallnacht)。多くのユダヤ人の虐待、収容、シナゴーグや商店の破壊が行われました。
  • 12月:ドイツのオットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンらが実験的にウランの核分裂を確認。核物理学の重要な進展となり、後に原子核研究・原子兵器開発へとつながります。
  • その他の技術・文化面の動き:デュポン社がナイロンを商業的に発表・普及させ始め、合成繊維が消費文化に影響を及ぼし始めます。

誕生

1938年は世界各地で、多くの政治家、文化人、科学者、芸能人が生まれた年です。ここではジャンル別に、代表的な傾向と注目点を示します(個別の人物一覧は国・分野別の年表参照をおすすめします)。

  • 政治・公務:第二次世界大戦後の政界で活躍した世代が多く含まれ、冷戦期・戦後復興期の政策形成に関わった人物が多数誕生しています。
  • 文化・芸術:映画、音楽、文学の分野で活躍する人物が続々と生まれ、20世紀後半の大衆文化や前衛芸術に影響を与えました。
  • 科学・技術:戦後の科学技術ブームの中核を担う研究者や技術者が多く、宇宙開発、情報技術、医学の発展に寄与する事例がみられます。

(注)詳細な「1938年生まれの人物一覧」は専門の年表・百科事典・データベースを参照してください。

死亡数(主な訃報と背景)

1938年には政治家、学者、文化人の訃報が各国で報じられました。ここでは、単なる人名列挙に留まらず、当時の社会情勢がどのように影響したかを示します。

  • ヨーロッパでは政治的緊張の高まりや迫害に伴い、亡命・迫害を原因とした死去や、政治的理由で人生を翻弄された事例が目立ちました。
  • 平時の疾病や事故による死のほか、独裁体制下での政治的弾圧が命を奪うケースもあり、個別の人物や事件はそれぞれの国の年表で確認できます。

(注)個別の著名人の没年は出典に基づく確認が必要です。詳細な一覧は専門資料を参照してください。

公開された作品(映画・文学など)

  • 映画
    • 『ロビン・フッドの冒険(The Adventures of Robin Hood)』(1938)— ハリウッドの大作で、エロール・フリン主演の代表作の一つ。
    • 『ブラッキング・アップ・ベイビー(Bringing Up Baby)』(1938)— キャリー・グラントとキャサリン・ヘプバーン主演のスクリューボール・コメディ。
    • 『レディ・ヴァニッシュ(The Lady Vanishes)』(1938)— アルフレッド・ヒッチコック監督の代表的サスペンス作(イギリス)。
    • 『アレクサンダー・ネフスキー(Alexander Nevsky)』(1938)— セルゲイ・エイゼンシュテイン監督、歴史叙事詩的なソ連映画。
    • 『ユー・キャント・テイク・イット・ウィズ・ユー(You Can't Take It with You)』(1938)— フランク・キャプラ監督の作品で、後にアカデミー作品賞を受賞。
  • 文学
    • C.S.ルイス『沈黙の惑星(Out of the Silent Planet)』(1938)— ルイスのSF三部作の第1作。
    • グレアム・グリーン『ブライトン・ロック(Brighton Rock)』(1938)— イギリス犯罪小説の代表作の一つ。
  • その他:漫画やコミックスの世界ではスーパーヒーロー文化の始まりを示す出来事(スーパーマンの登場)など、ポップカルチャーにおける重要作が現れました。

ヒット曲

1938年はスウィング・ジャズやビッグバンドが盛んで、映画主題歌やシンガーのヒットが多数生まれました。以下は当時を象徴する代表的な曲・ヒットの例です。

  • 「Thanks for the Memory」 — 映画『The Big Broadcast of 1938』の挿入歌として広く知られ、後にスタンダードになりました。
  • 「Bei Mir Bistu Shein(あなたは私にとって素敵)」— アンドリューズ・シスターズなどによるヒットで、ユダヤ音楽をポップス化した例として有名です(1937〜1938年にかけてヒット)。
  • 全般的にビッグバンドやスウィングが流行しており、ベニー・グッドマン、グレン・ミラーらの楽団が人気を博していました。

ノーベル賞(1938年受賞者)

  • 物理学賞:エンリコ・フェルミ(Enrico Fermi) — 中性子照射による新しい放射性元素の生成や原子核反応に関する業績に対して授与。
  • 化学賞:リヒャルト・クーン(Richard Kuhn) — カロテノイドやビタミンの化学に関する研究に対して授与。
  • 生理学・医学賞:コルネリス・ヘイマンス(Corneille Heymans) — 呼吸と循環の調節機構、特に動脈圧センサーや化学受容体に関する研究に対して授与。
  • 文学賞:パール・S・バック(Pearl S. Buck) — 中国を舞台にした作品群などを通じて人間性の深い理解を表現したことに対して授与。
  • 平和賞:1938年は平和賞の授与が見送られた年となっています(授与なし)。

補記・参考

本稿は1938年の国際的な主要出来事、文化・科学面のトピック、ノーベル賞受賞者などを概説したものです。誕生者・没者の詳細な個別リストや、各国別・分野別の細かい年表は別途資料(歴史年表、人物データベース、百科事典)を参照するとより網羅的です。必要であれば、特定の国・分野(例:日本の1938年の出来事、映画・音楽・文学の詳細年表、1938年生まれの著名人一覧など)を詳しく追記しますので、対象をお知らせください。