概要
体という語は、最も一般的には、個体を構成する物理的で組織化された նյութ質、すなわち細胞・組織・器官の集合を指す。多細胞生物では、体は多数の細胞が分化し、結びつき、協調することで成立する統合的な形態である。たとえば一部の変形菌のように、単細胞期と多細胞期を交互にとる生物では、body という語は通常、単独の細胞期ではなく多細胞期に用いられる。物理的な構成要素と個体としての同一性は、体を論じる際に密接に結びついている。
各部と組織の階層
体は階層的な組織レベルから成る。細胞が組織をつくり、組織が器官をつくり、器官が全体を維持する系を形成する。単細胞レベルでは、cell body は核と大部分の代謝機構を含む部分を指し、たとえば長い軸索をもつニューロンではそのように呼ばれる。細胞内で核が位置する領域は、しばしば核領域、またはソーマと呼ばれる。
多細胞動物では、外部と内部の領域が慣用的に名づけられることが多い。人間の体はわかりやすい例で、頭部(頭部)、頸部、胴体または体幹、2本の上肢(腕)と2本の下肢(脚)から成る。主要な生殖構造は、典型的な雄と雌で異なるが、性的特徴は個体や種によってさまざまである。
種類と特別な用語
文脈によって、体を表す語は異なる。死んだ人間の体は一般に死体または遺体と呼ばれ、動物、とくに脊椎動物や大型無脊椎動物の残骸は死骸と呼ばれることがある。死の状態は生理過程を変え、体に対する法的・文化的な扱いも通常変化させる。植物については、植物体という語が、根・茎・葉など植物の組織化された部分を指し、それらは動物の体とは形態も機能も異なる。
発生・機能・研究
多くの種では、体は胚発生の過程で形成される。そこでは細胞分裂、分化、形態形成によって器官と全体の形がつくられる。形成後の体は、循環器系・神経系・消化器系などの協調した働きによって内部環境を一定に保つ(恒常性)。体の構造を科学的に研究する分野は通常解剖学と呼ばれ、体の各部がどのように働くかを扱うのは生理学である。より統合的な学問分野では、成長、発生、病気も検討される。
一般的用法、例、区別
body という語は、比喩的または専門的な意味でも使われる。地質学や水文学では、湖や貯水池を意味する水域について語ることができ、法律では法体系という語が、法令や原則の集合を表す。語史や語源は、語彙集や辞書で論じられる(語源)。科学的用法と日常的用法は、生きた体と他の意味を区別する。たとえば、脊椎動物の体という場合は背骨に支えられた構造を意味し、昆虫の多くは節に分かれた外骨格をもつ。