カーボベルデ(ポルトガル語:Cabo Verde)、通称カーボベルデは、アフリカにある島国。西アフリカの沖合570km(354 mi)の大西洋に浮かぶ島々からなる。島々の合計面積は4,000 km2 (1,500 sq mi)強で、火山性である。

カーボベルデは、マカロネシアの島々の一つです。

概要と地理

面積は約4,000 km2で、火山起源の島々から成る群島です。群島は大きく風上の乾燥した島と、比較的標高があり降雨の多い島に分かれます。最高峰は火山島フォゴのピク・ド・フォゴ(Pico do Fogo、標高約2,829m)です。

主要な島々

  • サンティアゴ(首都プライア(Praia)所在地)
  • サン・ヴィセンテ
  • サント・アントン
  • フォゴ(活動火山)
  • サン・ニコラウ
  • サル
  • ボア・ヴィスタ
  • マイオ
  • ブラバ
  • サンタ・ルジア(無人)および小さな無人島(ブランコ、ラソなど)

気候と自然環境

気候は主に熱帯乾燥気候から半乾燥気候で、島によって降雨量は大きく異なります。北東貿易風とサハラの乾いた風(ハルマッタン)の影響を受け、年間降水は限られます。海洋生態系は豊かで、ウミガメ(特にタイマイやアカウミガメ)がボア・ヴィスタやマイオの砂浜で産卵するほか、渡り鳥や固有種も見られます。サンタ・ルジアやいくつかの保護区は自然保護の対象です。

歴史

15世紀にポルトガル人によって発見・植民地化され、当初は中継貿易と奴隷貿易の拠点として発展しました。1975年7月5日にポルトガルから独立し、以後独立国家として発展しています。

政治・行政

政治体制は共和制(半大統領制)で、行政は島ごとや自治体単位で分かれています。首都はサンティアゴ島のプライア(Praia)です。国のISOコードはCV、通貨はカーボベルデ・エスクード(CVE)です。標準時はCVT(UTC−1)です。

人口と言語

人口はおよそ約55万〜56万人(最近の推定)。公用語はポルトガル語ですが、日常生活では各地でカーボベルデ・クレオール(通称クリオウロ)が広く使われています。宗教は主にキリスト教(カトリック)が中心です。

経済

経済はサービス業、特に観光業に大きく依存しています。海外からの送金(レミッタンス)も重要な収入源です。漁業、塩の生産、限られた農業も行われています。天然資源が乏しいため、輸入に頼る比率が高く、観光インフラの整備と多角化が経済政策の課題です。

交通・アクセス

国際空港はサル島のアミルカル・カブラル空港(Amílcar Cabral International)やプライア近郊のネルソン・マンデラ国際空港などがあり、ヨーロッパやアフリカ本土と結ばれています。島間はフェリーや国内便で結ばれており、旅客輸送は季節や天候によって変動します。

文化

音楽はカーボベルデ文化の中心で、モルナ(morna)やコラーディニャ(coladeira)などが有名です。世界的に知られる歌手にセザリア・エヴォラがいます。祭りやカーニバルも盛んで、海洋文化とアフリカ・ポルトガル双方の影響を受けた独自の文化が育まれています。

保全と課題

水資源の不足、干ばつ、沿岸域の侵食、外来種の問題などが環境面での課題です。一方で、海洋保護区やウミガメ保護の取り組みなど保全活動も進められています。観光開発と自然保護のバランスをどう取るかが今後の重要課題です。

(注)ここに示した数値や状況は概説であり、詳細や最新の統計は公式資料や最新の報告書を参照してください。