トイ・ストーリーは、1995年にアメリカで制作されたコンピュータ・アニメーションのバディ・ファンタジー・コメディ・アドベンチャー映画です。ディズニー/ピクサーによる初の長編アニメーション作品で、製作はピクサー、配給はディズニーが担当しました。監督はジョン・ラセター、音楽はランディ・ニューマンが担当し、声の出演にはトム・ハンクス(ウッディ)やティム・アレン(バズ・ライトイヤー)らが参加しています。公開は1995年11月22日、上映時間は約81分で、手描きのセルアニメではなく完全にコンピュータで制作された長編作品として大きな注目を集めました。
あらすじ(簡潔)
物語は、子どもたちのいないときだけ“命を持つ”おもちゃたちが主人公です。主人公のカウボーイ人形ウッディは、長年主人であるアンディの一番のお気に入りでしたが、新しくやってきた宇宙戦士のおもちゃバズ・ライトイヤーが登場したことで友情とライバル心が芽生えます。やがてウッディとバズは協力して困難を乗り越え、おもちゃ同士や持ち主との絆、アイデンティティの問題などを描いた心温まる冒険に発展していきます。
技術と製作の特色
本作はフルCGによる長編映画としての先駆けであり、当時のコンピュータグラフィックス(CG)技術を駆使してキャラクターの表情や質感、動きを表現しました。ピクサーの独自技術やレンダリング手法の採用により、従来の手描きアニメとは異なるリアルさと動きの自由度を実現しています。また、脚本開発やキャラクター設計においても従来のアニメ制作とは異なる試行錯誤が繰り返され、コメディ要素と感動的なドラマを両立させたストーリーテリングが特徴です。
評価・影響
公開後は批評的にも商業的にも成功を収め、CGアニメーション映画の可能性を広げた作品として高く評価されました。主題歌「You've Got a Friend in Me」(ランディ・ニューマン作)は広く知られるようになり、作品はアカデミー賞を含む各種映画賞で注目を浴びました。以降、ピクサーはCG長編アニメの代表的な制作スタジオとして成長し、多くの後続作品や技術的進化に影響を与えました。
トイ・ストーリー』には3つの続編があり、1999年に『トイ・ストーリー2』、2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。