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Encarta:マイクロソフトのマルチメディア百科事典とその変遷

Encartaは、マイクロソフトが提供したマルチメディア百科事典で、CD/DVD版からオンライン版へと展開した。本項では機能、歴史、形式、教育利用、衰退と遺産を解説する。

Encartaは、1990年代から2000年代にかけてマイクロソフトが開発・発売したマルチメディア百科事典のブランドである。家庭および学校での参照資料として設計され、従来型の百科事典記事に写真、音声クリップ、動画、地図、対話型年表を組み合わせた。初期版はCD-ROMで配布され、のちにDVDでも提供された。さらに後の版では、購読制または広告付きページによるオンラインアクセスも提供された。

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特徴と構成要素

Encartaは、テキストの項目に多様な補助メディアを付加していた。代表的な要素には、図版付きの記事、簡潔な地図帳と地理地図、短い音楽・音声サンプル、編集・選定された動画がある。年表や教育活動は、歴史・科学の題材を若年の利用者にも理解しやすくすることを目的としていた。製品ラインには内容を拡充した上位版も含まれ、ある後期更新版では、6万2,000本を超える記事と多数の写真・イラストから成るライブラリーが案内された。

形式と版

Encartaは、その提供期間を通じて複数の形態をとった。パッケージ版のCD-ROMおよびDVD-ROMのほか、後にはオンライン購読サービスとして提供された。一部のコンテンツはウェブ上で無料閲覧も可能であり、それらのページは広告収入によって支えられていた。マイクロソフトは複数の地域・言語向けにローカライズ版を発売し、追加の記事、マルチメディア、参照ツールをまとめた強化版「Premium」も制作した。

歴史と開発

マイクロソフトは、参照資料をデジタル時代へ移行させる取り組みの一環として、1990年代初頭にEncartaを導入した。このプロジェクトは急速に発展し、ディスク版は毎年更新され、新たなマルチメディア要素が追加された。また、ブロードバンドの普及に伴い、オンライン配信が戦略上の重点となった。欧州市場向け、および日本の読者向けに、地域・言語別の版も刊行され、英語圏以外の利用者にも利用の機会が広がった。

利用、評価、批判

Encartaは、簡便な調べもの、学校の課題、基礎的な調査のために、学生や家庭の利用者に広く使われた。操作・閲覧のしやすさと統合されたメディアは、印刷物のみの百科事典と比べて魅力的だった。一方、批評家は商用参照資料に共通する問題を指摘した。すなわち、編集上の判断は出版社の対象範囲と限界を反映し、急速に変化する主題ではディスク版の更新周期が課題となった。信頼性と網羅性への懸念から、利用者には複数の情報源を参照することが促された。

衰退と遺産

自由に編集できるウェブベースの参照プロジェクトの台頭と検索エンジンの優位により、パッケージ型百科事典への需要は減少した。マイクロソフトは2000年代後半にEncartaおよび関連サービスの終了を発表し、オンラインのクラウドソース型リソースが大多数の利用者にとって主要な参照ツールとなるなかで、このブランドは廃止された。Encartaの遺産には、マルチメディア参照資料が提供し得るものを早期に示したこと、そしてインターネット時代のコンテンツ配信に関する教訓が含まれる。

参考資料と関連製品

  1. 製品発表とバージョン履歴
  2. 印刷版百科事典との比較
  3. 教育での利用と教室への導入
  4. 地域・言語別の版
  5. 広告支援型オンラインコンテンツ
  6. CD・DVDの配布モデル
  7. 参照資料のためのマルチメディア設計
  8. 購読およびライセンスの手法
  9. デジタル百科事典の編集慣行
  10. ユーザーインターフェースと検索機能
  11. 商標とブランディングに関する情報
  12. 欧州言語版
  13. ローカライズと翻訳の取り組み
  14. 日本語版の詳細

Encartaは、物理メディアからオンライン知識プラットフォームへの移行と、参照コンテンツの消費者が抱く期待の変化を考察するうえで、アーカイブおよび研究の目的から現在も注目すべき事例である。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com Encarta:マイクロソフトのマルチメディア百科事典とその変遷

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/31328

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出典
  • microsoft.com : Encarta 2009 Information
  • search.msn.com : search.msn.com
  • encarta.msn.com : encarta.msn.com/