コンテンツ

·         1イベント

·         2誕生

·         3死亡数

·         4書籍

·         5公開された作品

1 イベント(年表・主要出来事)

  • 1月 — トロントで、インスリンの臨床使用が始まる(糖尿病治療に画期的な進展)。
  • 2月 6日ワシントン海軍軍縮条約(五カ国での艦艇制限を定めた協定の主要条項)が署名され、第一次世界大戦後の海軍力均衡に影響を与える。
  • 5月 30日 — アメリカ・ワシントンD.C.でリンカーン記念堂が正式に除幕・公開。
  • 10月 — イタリアでムッソリーニの勢力が強まり、10月末にはローマ進軍(「ローマ進軍」)が起き、政局が大きく変化する。
  • 10月 18日 — イギリスで英国放送協会の前身となるBritish Broadcasting Company(BBC)が設立される(後の公共放送体制の始まり)。
  • 11月 4日 — エジプトの王家の墓穴、ツタンカーメン王の墓がハワード・カーターらによって発見される(発掘の発表は世界的な注目を集めた)。
  • 12月 6日 — アイルランド自由国が成立(英愛条約に基づく自治領の成立、以後の独立運動と内戦につながる)。
  • 12月 30日 — ロシア・ロシア社会主義連邦ソビエト共和国と周辺の共和国が合同し、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が正式に成立。

2 誕生(主な人物)

以下は1922年に生まれた代表的な人物の一部です(出生年・没年は参考情報)。

  • ジャック・ケルアック(Jack Kerouac、1922–1969) — アメリカの小説家、ビート世代を代表する作品『オン・ザ・ロード』の著者。
  • ベティ・ホワイト(Betty White、1922–2021) — アメリカの女優、長寿かつ幅広いキャリアで知られるテレビスター。
  • ドリス・デイ(Doris Day、1922–2019) — アメリカの歌手・女優、1950〜60年代のハリウッドを代表するスター。
  • イツァーク・ラビン(Yitzhak Rabin、1922–1995) — イスラエルの政治家、後に首相となり中東和平に関与(ノーベル平和賞受賞者の1人)。

注:ここで挙げた人物は代表例です。他にも各国で政治、芸術、科学など多くの著名人が1922年に誕生しています。

3 死去(主な人物)

1922年に亡くなった主な文化人・科学者などの例:

  • マルセル・プルースト(Marcel Proust、1871–1922) — フランスの小説家。代表作『失われた時を求めて』の著者。1922年11月に死去。
  • アレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell、1847–1922) — 電話を発明した科学者・技術者。1922年8月に死去。

(上は主要な例で、ほかにも各分野で重要人物の死去がありました。)

4 書籍(主な出版物)

  • 『ユリシーズ』(James Joyce 著) — 1922年にパリで刊行。モダニズム文学を代表する長編小説で、発表当時より大きな衝撃を与えた。
  • 『荒地』(T. S. Eliot) — 詩「The Waste Land」は1922年に発表され、20世紀英語詩の重要作となる。
  • 『ジェイコブの部屋』(Virginia Woolf) — 1922年刊。ウルフの実験的な作風が顕著になる作品の一つ。

この年はモダニズム文学が成熟期に入り、実験的な表現や意識の流れを扱った作品が注目を集めました。

5 公開された作品(映画・舞台・音楽など)

  • 映画『ノスフェラトゥ(Nosferatu)』(F. W. Murnau、1922年) — ドイツ表現主義の代表的なサイレント映画。ホラー映画史に残る作品。
  • 映画『ロビン・フッド』(Douglas Fairbanks 主演、1922年) — 大作アクション・冒険映画として人気を博した。
  • 映画『ナヌーク・オブ・ザ・ノース(Nanook of the North)』(Robert J. Flaherty、1922年) — 初期のドキュメンタリー映画の古典。
  • 舞台・音楽 — この年は新たな演劇や室内楽・前衛的な音楽作品も各地で発表され、近代芸術の転換点の一つと見なされています。

まとめ・時代背景

1922年は、第一次世界大戦後の国際秩序が再編され、政治的・社会的に大きな変動が起きた年です。同時にモダニズム文学や映画芸術が成熟し、文化面でも重要な出来事が多く見られました。また、医学(インスリンの臨床応用)や考古学(ツタンカーメンの墓発見)など科学・学術分野でも画期的な出来事があり、20世紀前半の流れを形作る年となりました。