1924年に開催された冬季オリンピックは、正式名称を「I Olympic Winter Games」といい、1924年1月25日から2月5日にかけてヨーロッパ(フランス)のオートサヴォア県シャモニーで開催されました。当初は、Semaine Internationale des Sports d'Hiver(「冬季国際スポーツ週間」)と呼ばれ、1924年夏季オリンピックの一部として企画されましたが、その後国際オリンピック委員会(IOC)によって第1回オリンピック冬季競技大会として正式に位置づけられました。

大会はスピードスケート、フィギュアスケート、アイスホッケー、ノルディック複合、スキージャンプ、クロスカントリースキー、ボブスレーなど複数の種目で競われ、後の冬季大会の雛形となりました。軍事パトロール(現在のバイアスロンの前身にあたる競技)は当時のプログラムに含まれ、扱いについては史料によって「公式競技」扱いとする見解と「示範競技」扱いとする見解が混在しています。

当大会では、男子フィギュアスケートでスヴェン・ウルマンやギルス・グラフストローム(Gillis Grafström)が活躍し、女子フィギュアスケートではヘルマ・シャボー(Herma Szabo)が金メダルを獲得するなど、後に歴史に残る名選手が顔を揃えました。スピードスケートではクラース・トゥンベリ(Clas Thunberg)らが複数のメダルを獲得して注目を集めました。4人乗りボブスレーではスイスが優勝し、金メダルを獲得しました。

シャモニー大会は、冬季競技を単独のオリンピックとして行う可能性を示した点で重要な節目となり、以後の冬季オリンピック創設と発展に大きな影響を与えました。