ダニエル・ローレンス・"ラリー"・ホイットニーDaniel Lawrence "Larry" Whitney、1963年2月17日生まれ)は、アメリカのスタンドアップコメディアン、俳優、プロデューサー、ミュージシャンです。舞台上では典型的な“ブルーカラー”の人物像を演じる芸名およびキャラクター、ラリー・ザ・ケーブルガイとして広く知られています。

コメディのスタイルと代表的な活動

ホイットニーは、地方色の強い方言調の話し方、田舎風・ブルーカラー的なユーモア、そしてトレードマークのキャップやフランネルシャツといった外見を組み合わせたキャラクターで人気を博しました。彼のネタは日常の失敗談や労働者の視点を笑いに変えるもので、幅広い年齢層に受け入れられています。

また、彼はブルーカラーコメディツアー(Blue Collar Comedy Tour)の主要メンバーの一人として知られています。コメディアンのグループで、ツアーの他のメンバーにはビル・エングヴァル、ロン・ホワイト、ジェフ・フォックスワージーらがいます。ツアーはスタンドアップ公演の他、映像作品やライブアルバムのリリースでも注目を集めました。

アルバムと映像作品

ホイットニーはこれまでに7枚のコメディ・アルバムを制作しており、そのうち3枚はRIAAによってゴールドアルバムに認定されています。舞台公演の録音やキャラクターを前面に出した作品が中心です。

映画にも活動の幅を広げ、ブルーカラーコメディツアーの映画作品にも出演してきました(3作の映画に参加)。単独主演作としては、以下のような作品があります:

  • Larry the Cable Guy: Health Inspector
  • Delta Farce
  • Witless Protection

声優とテレビ番組

声優としての代表作は、ピクサーのアニメ映画、カーズ映画のメーター(Mater)の日本語吹替えを含む役です。独特のキャラクター性が合致し、シリーズを通じて広く認知されました。

テレビでは、2010年にテレビチャンネル「ヒストリー」がホイットニーとのシリーズ制作を発表し、タイトルをOnly in America with Larry the Cable Guyとする番組が制作されました。このシリーズではホイットニーが全米を巡り、各地の文化や仕事、趣味、人々の暮らしぶりを紹介します。シリーズの最初のエピソードは2011年2月8日に放映されました。

キャッチフレーズと著作

ホイットニーの代名詞とも言えるキャッチフレーズ「Git-R-Done!」は、ステージでの決まり文句であると同時に、彼の著書や商品名にも使われています(詳細は著書の名前にも)。このフレーズは彼の実直で行動的なキャラクターを象徴しています。

私生活と社会貢献

芸能活動のほか、チャリティや地域支援の活動にも関わっており、ライブや公開イベントを通じて慈善寄付を行うことがあります。舞台外では比較的プライベートな時間を重視していることでも知られています。

総じて、ダニエル・ホイットニー(ラリー・ザ・ケーブルガイ)は、ステージ上の強烈なキャラクター造形と親しみやすいユーモアでアメリカのコメディ界に独自の地位を築いてきた人物です。彼の作品はスタンドアップ、映画、テレビ、声優業と多岐にわたり、幅広い層に影響を与え続けています。