第56回 thデュッセルドルフドイツ)で開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストは、オスロ(ノルウェー)で開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト2010でドイツが歌手のレナ・マイヤーランデルトの「Satellite」で1位になったため、デュッセルドルフで開催されました。

開催概要

2011年の大会はドイツのデュッセルドルフにあるスタジアム(Esprit Arena)を会場に行われ、準決勝が2回、決勝が1回実施されました。準決勝は2011年5月10日と2011年5月12日に、決勝は2011年5月14日に開催されました。主催放送局はドイツのWDR(Westdeutscher Rundfunk)で、司会はアンケ・エンゲルケ(Anke Engelke)、ユディト・レーケルス(Judith Rakers)、シュテファン・ラーブ(Stefan Raab)の3人が務めました。

出場国・大会形式

この年の参加国数は合計43か国で、決勝は各準決勝からの上位10カ国ずつ(合計20カ国)と、あらかじめ決勝進出が確定している「ビッグファイブ」(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)を加えた合計25組で争われました。

投票はファイナルで〈視聴者(テレヴィート)と各国審査員の得点を50:50で合算〉する方式が採用されました。準決勝では主に視聴者投票での上位9組に加え、審査員が選ぶ1組が決勝へ進む方式が取られました。

結果と優勝

優勝したのはアゼルバイジャン代表のデュオ、Ell & Nikki(エル & ニッキ)による楽曲「Running Scared」で、合計221ポイントを獲得し、同国にとって大会初優勝となりました。

上位の概要は以下の通りです(主な順位):

  • 1位:アゼルバイジャン — Ell & Nikki「Running Scared」 — 221点(初優勝)
  • 2位:イタリア — Raphaël Gualazzi「Follia d'amore(Madness of Love)」 — 189点
  • 3位:スウェーデン — Eric Saade「Popular」 — 185点

開催国ドイツは前回優勝者のレナ・マイヤーランデルトが再び出場し「Taken by a Stranger」を歌い、決勝で最終的に10位(107点)に入りました。

特記事項

  • アゼルバイジャンの優勝は同国にとって初めての総合優勝であり、東欧圏以外の新しい勝者が誕生した大会となりました。
  • 大会運営や舞台演出は大規模で、放送クオリティやステージセットが高く評価されました。司会3名の演出や合間のパフォーマンスも話題になりました。
  • この大会でも視聴者投票と専門家審査員の両方を組み合わせる方式が用いられ、公平性の担保が図られました。

まとめ

ユーロビジョン・ソング・コンテスト2011(デュッセルドルフ大会)は、参加43か国・決勝25組という大規模な大会で、アゼルバイジャンのEll & Nikkiが「Running Scared」で初優勝を果たしました。ドイツでの開催は前年の優勝(レナの「Satellite」)によるもので、視聴者と審査員の投票を組み合わせた現在の方式で争われた重要な年の大会の一つです。