ユーロビジョン・ソング・コンテスト2017略称:ESC)は、第62回ユーロビジョン・ソング・コンテストの大会である。2016年にスウェーデンのストックホルムで開催された大会でウクライナ代表として優勝したジャマラの勝利を受けて、ウクライナのキエフにある国際展示場で開催された。

大会概要

本大会はウクライナでの開催が2回目(前回は2005年)となり、主催はウクライナ公共放送(UA:PBC / NTU)と欧州放送連合(EBU)によって行われた。大会スローガンは「Celebrate Diversity」(多様性の祝福)で、会場はキエフ国際展示場(International Exhibition Centre)。出場国数は42か国で、番組進行は3名の司会者が務めた(オレクサンドル・スキチコ、ヴォロディミル・オスタプチュク、ティムール・ミロシュニチェンコ)。

大会の運営は、前年から導入された審査員投票と一般視聴者(テレボート)の得点を分けて発表する方式を踏襲。各国の専門家審査員と一般投票のそれぞれが1–8、10、12点を与え、合計によって順位が決定された。

結果(上位)

  • 優勝:ポルトガル — Salvador Sobral「Amar pelos dois」
  • 2位:ブルガリア — Kristian Kostov(「Beautiful Mess」)
  • 3位:モルドバ — SunStroke Project(「Hey Mamma」)

ポルトガルは大会初優勝となり、ポルトガル語による歌での栄冠はユーロビジョン史上初の快挙となった。Salvador Sobral のパフォーマンスはシンプルな編成と感情豊かな歌唱で高く評価され、審査員・視聴者双方からの支持を集めた。

日程

  • 2017年5月9日(火) — セミファイナル1(第1回予選)
  • 2017年5月11日(木) — セミファイナル2(第2回予選)
  • 2017年5月13日(土) — グランドファイナル(決勝)

各セミファイナルでは出場国のうち一定数が決勝進出を決め、決勝では「ビッグファイブ」(英・独・仏・伊・西)と開催国ウクライナを含む26組が最終順位を争った。

その他の注目点

  • 演出・舞台装置は多国籍のクリエイティブチームが担当し、大会全体のビジュアルは「多様性」のテーマを反映する形で構成された。
  • 伝統的なテレビ中継に加え、インターネット配信やSNSを通じたファン向けコンテンツも充実していた。
  • 大会期間中はいくつかのリハーサルやサイドイベント(アーティストミート&グリート、プレスイベント等)が開催され、街全体でも関連イベントが行われた。

この大会は、音楽的多様性と生演奏志向の強い優勝曲の登場という点で記憶に残る回となった。詳細なフルリザルト(各国の得点内訳や審査員投票の一覧)については公式記録を参照されたい。