ニュルンベルク(ドイツ語:Nürnberg)は、ドイツのバイエルン州、フランケン中部に位置する都市である。ペグニッツ川とライン・マイン・ドナウ運河に面しており、フランケン地方最大の都市である。ミュンヘンから北に約170キロメートル(110マイル)、北緯49.27度東経11.5度に位置し、2017年6月現在、530,771人が居住している。
位置と地理
バイエルン北部・フランケン地域の中心都市で、標高は概ね約300メートル。市域は東西に流れるペグニッツ川沿いに広がり、西隣のフュルト付近でレドニッツ川と合流してレグニッツ川となる。南東部を通るライン・マイン・ドナウ運河により、マイン川・ドナウ川経由で北海と黒海の水系が結ばれている。市の周縁には森林や緑地が多く、都市と自然が近接しているのが特徴である。
人口・行政
- 市域人口: 約53万人(2017年時点の公表値。近年は緩やかな増加傾向)
- 面積: 約186平方キロメートル(市街地が連担する大都市の規模)
- 行政区分: 郡独立市(kreisfreie Stadt)で、複数の行政区・地区から構成される。
- 都市圏: ニュルンベルク・フュルト・エアランゲン・シュヴァーバッハなどが形成する連担都市圏は約150万人規模。広域の「メトロポール・リージョン・ニュルンベルク」は約360万人規模に達する。
- 言語: 公用語はドイツ語で、地域ではフランケン系の方言も話される。
- 時間帯: 中央欧州時間(CET、夏時間はCEST)。
交通アクセス
- 鉄道: ニュルンベルク中央駅(Hbf)は長距離列車の結節点で、ミュンヘン、ベルリン、フランクフルト方面などへ高速列車が発着。
- 市内交通: 地下鉄(Uバーン)、近郊鉄道(Sバーン)、路面電車、バスが密に整備され、U3系統は自動運転で運行されている。
- 空路: ニュルンベルク空港から国内主要都市および欧州各地へアクセス可能。
- 道路: 高速道路A3・A6・A9が交差し、南ドイツの物流・人流の要衝となっている。
- 水路: ライン・マイン・ドナウ運河を介した内陸水運・観光航路が利用される。
歴史の概略
中世には神聖ローマ帝国の重要拠点・自由都市として栄え、城塞と環状城壁に囲まれた旧市街が形成された。近代以降は機械・電機などの産業都市として発展。20世紀には党大会会場の建設や戦時被害を経て、戦後に大規模な復興が進められた。終戦直後には国際法上画期的な「ニュルンベルク裁判」が開かれ、世界史的にも名を知られる。
経済・産業
- 主な分野: 電機・機械、情報通信、医療技術、印刷・玩具などの製造業に加え、サービス・創造産業が集積。
- 見本市・会議: 国際見本市が多数開催され、欧州有数の展示会都市として知られる。
- 教育・研究: 大学・応用科学大学、研究機関が立地し、周辺都市と一体で人材・技術基盤を形成する。
文化・見どころ
- カイザーブルク(皇帝城)や歴史的城壁・門を中心とした風格ある旧市街。
- 主要施設: ドイツ国立博物館、アルブレヒト・デューラーの家など、芸術・歴史の拠点。
- 行事: 冬の「クリストキンドレスマルクト(クリスマスマーケット)」はドイツを代表する催しの一つ。
- 名物: ニュルンベルガー・ロストブラートヴルスト(小ぶりの焼きソーセージ)、レープクーヘン(スパイス菓子)。
気候
温帯海洋性(ケッペンのCfb)で、内陸性の影響も受ける。夏は温暖で時に暑く、冬は冷涼で霧や降雪の日もある。年間降水量はおおむね600〜700ミリ、年間平均気温は約9〜10℃で、四季の変化がはっきりしている。







