現代英語のアルファベットは、26文字(それぞれ大文字と小文字がある)からなり、ラテン語のアルファベットの一種です。構成は国際規格であるISOの基本的なラテン語のアルファベットと一致しており、AからZまでの26字で表されます。各文字は名称(例:Aは「エー」、Bは「ビー」)と複数の発音を持ち、単語内では綴りと発音が必ずしも一対一に対応しない点が英語の特徴です。

印刷された文字の正確な形は、書体(およびフォント)によって大きく異なります。たとえばセリフ体(serif)とサンセリフ体(sans-serif)、斜体や太字などで見た目が変わります。また、手書きの文字は印刷文字とは別の形をとることが多く、特に連続した筆跡で書かれる草書体では個人差が大きくなります。英語で使われるアルファベットは、歴史的にはローマ字(ラテン字)がギリシャ文字やフェニキア文字を経て伝わったもので、英語史上の変遷(古英語期のルーン文字や中世以降の綴りの変化、JとUがそれぞれIとVから独立して確立した過程)により現在の形にまとまりました。各文字の起源や詳細な形態については、上記の大文字リンクや個別の記事を参照してください。

書き言葉の英語では、ch, sh, th, ph, whなどのいくつかのディグラフ(2文字で1つの音を表す表記)や、tch, schのようなトリグラフ(3文字で1音)も用いられますが、これらはアルファベットの別個の文字とはみなされません。ディグラフの扱いは綴り体系の一部であり、発音を示すために使われますが、アルファベット順(辞書順)や文字数の計算では通常カウントされません(例外的な慣習もあります)。一部の伝統的な記述では、æœという合字や、記号のアンパサンド(&)をアルファベットの一部とすることがあったとされますが、これらの取り扱いは時代や資料によって異なります(出典により異なる扱いがある点に注意してください)。また、英語の1文字は複数の音価を持ち、逆に1つの音を表すのに複数の文字を組み合わせることがあるため、発音と綴りの関係を理解するには綴り規則や歴史的背景を知ることが有益です。