2014 FIFAワールドカップは、ブラジルで開催される第20回FIFAワールドカップである。ブラジルでワールドカップが開催されるのは2度目で、南米の国がFIFA大会を開催するのは4度目であった。大会はドイツがアルゼンチンを1-0で破り優勝。ディフェンディングチャンピオンのスペインはグループステージでオランダとチリに敗れ、開催国のブラジルはドイツに1-7という記録的な大敗を喫し、ワールドカップ敗退が決定した。

大会概要

  • 開催期間:2014年6月12日〜7月13日
  • 開催国:ブラジル
  • 出場チーム数:32チーム
  • 試合数:64試合
  • 主な会場:リオデジャネイロ(マラカナン)、サンパウロ、ベロオリゾンテ(エスタジオ・ミネイロン)、ブラジリアほか計12都市・12スタジアム
  • 得点総数:171得点(大会合計)

主な結果と記録

  • 優勝:ドイツ(決勝 1-0 アルゼンチン) — 延長戦の終盤(113分)にマリオ・ゲッツェが決勝ゴールを挙げ、ドイツは通算4回目の優勝を達成した。
  • 準優勝:アルゼンチン
  • 3位:オランダ(3位決定戦で開催国ブラジルに3-0で勝利)
  • 開催国の敗退:ブラジルは準決勝でドイツに1-7と歴史的な大敗を喫し、その後の3位決定戦でも敗れて大会を終えた。
  • グループステージでの波乱:ディフェンディングチャンピオンのスペインは開幕戦でオランダに5-1で敗れるなど不振に陥り、グループステージ敗退となった。

個人賞・注目選手

  • 得点王(ゴールデンブーツ):ハメス・ロドリゲス(コロンビア) — 6得点
  • 大会最優秀選手(ゴールデンボール):リオネル・メッシ(アルゼンチン)
  • 最優秀守備選手(ゴールデングローブ):マヌエル・ノイアー(ドイツ) — スイーパーキーパーとしてのプレーが高く評価された。
  • 新人賞(ベストヤングプレイヤー):ポール・ポグバ(フランス)

大会のハイライトと特徴

  • 戦術面の進化:短いパスワークや高い組織力に加え、ゴールキーパーの攻撃参加(ノイアーの「スイーパーキーパー」的役割)などが注目された大会だった。
  • 波乱とサプライズ:コスタリカが強豪がひしめくグループを突破するなど、予想外の結果が多く見られた。オランダの開幕大勝(スペイン戦5-1)やチリの強さも注目された。
  • ブラジル大会の象徴的瞬間:ブラジル対ドイツの準決勝(1-7)は大会史に残る大敗として世界中で衝撃を与えた一方、決勝は接戦となり延長戦で決着した。

大会の評価と影響

2014年ワールドカップは、サッカーの国際舞台で戦術や選手育成の潮流に影響を与えた大会と評価される。ドイツの組織力と若手育成の成果が頂点に達し、また南米開催で欧州チームが優勝したことは歴史的意義を持つ。大会は多くのドラマとサプライズを生み、サッカーファンに強い印象を残した。