避妊や家族計画としても知られるバースコントロールは、男女が性交渉を持ちながら妊娠を回避するための方法です。

コンドームなどの一部の避妊具は、性感染症(STD)からも人を守ることができます。性病や妊娠を防ぐために避妊をすることを、セーフセックスと呼ぶこともあります

バースコントロールは、家族計画とも呼ばれることがあります。つまり、人々が望むように赤ちゃんを産んだり、産まなかったりすることができるということです。そうすれば、赤ちゃんや家族は偶然に起こるのではありません。

避妊の目的とメリット

  • 望まない妊娠の予防:人生設計や経済的・健康的事情に応じて妊娠時期をコントロールできます。
  • 性感染症(STI)の予防:コンドームは妊娠予防と同時にSTI予防にも有効です。
  • 健康管理や家族計画のサポート:妊娠の間隔調整や出産時期の選択が可能になります。

主な避妊方法(概要と特徴)

  • コンドーム(男性用・女性用):使用が比較的簡単で、STI予防にも有効。使用方法により効果は変わりますが、正しく毎回使用すると高い予防効果が得られます。
  • 経口避妊薬(ピル):ホルモンを用いる方法で、高い妊娠防止効果があります。毎日決まった時間に服用する必要があります。処方が必要です。
  • 子宮内避妊器具(IUD):銅製IUD(ホルモン非使用)やホルモン放出型IUDがあり、長期間(数年〜十年)にわたり高い効果を発揮します。医師による挿入が必要です。
  • 避妊インプラント:腕の皮下に小さなロッドを入れる方法で、数年間有効。ホルモンを使用します。
  • 避妊注射(デポ注):数か月ごとの注射で妊娠を防ぐ方法。医療機関での受診が必要です。
  • 避妊パッチ・膣リング:ホルモンを皮膚や膣から吸収させる方法で、定期的な交換が必要です。
  • 緊急避妊(モーニングアフターピルなど):避妊に失敗した場合や避妊をしていなかった性交渉後に用いる方法。できるだけ早く(種類により72時間〜120時間以内)服用するほど効果が高まります。IUD挿入は緊急避妊としても利用されることがあります。
  • 自然法(基礎体温法・周期法など):体の変化を観察して安全日を推定する方法ですが、他の方法より妊娠しやすくなる可能性があるため注意が必要です。
  • 外科的避妊(不妊手術):卵管結紮や精管切除(パイプカット)など、恒久的な方法。将来の妊娠を望まない場合に選択されます。

効果と使用上のポイント

  • 各方法は「理想的な使い方(perfect use)」と「実際の使い方(typical use)」で効果が異なります。使用法を守ることが重要です。
  • コンドームはSTI予防に有効ですが、ホルモン法やIUDは通常STI予防にはならないため、性感染症が心配な場合はコンドーム併用(デュアルプロテクション)が推奨されます。
  • ホルモン避妊法は薬によって副作用や健康上の注意点が異なります。喫煙歴や既往症によっては使用が制限されることがあります。

選び方と医療相談のすすめ

年齢、健康状態、将来の妊娠希望、性行為の頻度、STIリスク、ライフスタイルなどを踏まえて方法を選びます。自己判断での選択に不安がある場合は、産婦人科や保健所、性と生殖に詳しい医療機関で相談してください。検査や処方が必要な方法もあります。

副作用と注意点

  • ホルモン避妊薬:吐き気、頭痛、体重変化、月経パターンの変化などが起こることがあります。稀に血栓症など深刻な副作用が発生する場合があるため、胸痛・息切れ・片側の腫れ・強い頭痛などの症状が現れたら医療機関を受診してください。
  • IUD:挿入時の痛み、着床出血、稀に器具の位置ずれや感染が起きることがあります。
  • コンドーム:破損や滑脱が起きることがあるため、使用方法を正しく守ることが大切です。

まとめ

避妊は単に妊娠を防ぐだけでなく、計画的な家族づくりや健康管理にもつながります。方法ごとに特徴や利点・欠点があるため、自分に合ったものを選び、必要なら医療機関で相談してください。性感染症の予防を重視するならコンドームの使用を続けること、そして重要事項や副作用について十分理解した上で使うことが大切です。