聖ミカエル・聖ジョージ最殊勲位は騎士道の一つである。1818年4月28日、イギリス国王ジョージ4世となった摂政皇太子ジョージによって始められた。父である国王ジョージ3世の摂政であった時に始まった。
聖ミカエル、聖ジョージという2人の軍人の聖人にちなんで名づけられた。
起源と歴史の概要
この勲章は1818年に創設され、もともとはナポレオン戦争後の地中海地域(特にイオニア諸島やマルタ)での行政・軍務に対する顕著な功績を表彰するために設けられました。創設当初から英国の海外での公務や外交に対する功労を重視する性格を持ち、時代とともに帝国・英連邦および国際関係に貢献した人物に贈られる主要な勲章の一つとなっています。
等級と称号
- ナイト/デイム・グランドクロス(GCMG) — 最上位。受章者は紋章や大きな星章を付け、ナイト/デイムの称号が与えられます。
- ナイト/デイム・コマンダー(KCMG / DCMG) — 中位。男女で称号表記が異なります(男性はKnight、女性はDame)。
- コンパニオン(CMG) — 下位。重要な公務・外交上の貢献に対して与えられます。
上位2等級(GCMG、KCMG/DCMG)では、英国のナイトやデイムの称号("Sir"/"Dame")を使用する権利が付与されます。受章者は通常、氏名の後にそれぞれの略記(GCMG, KCMG/DCMG, CMG)を付けます。
受賞基準と現代の意義
現在、この勲章は主に以下のような貢献を対象としています。
- 外交サービスや大使館・領事としての顕著な功績
- 英連邦や外国における公務、行政、または国際関係の発展に寄与した活動
- 国際的な協力や途上国支援、紛争解決、平和維持などへの重要な貢献
歴史的には植民地行政や海外軍政に対する表彰が多かった一方で、現代では外交・国際関係分野での専門職(外交官、国際機関職員、現地での優れた公務員など)に対する評価が中心となっています。
勲章の意匠と儀礼
勲章の徽章(バッジ)には、聖ミカエルが悪を討つ図や、聖ジョージという龍を退治する図が使われるなど、二聖人に由来する象徴が組み込まれています。上級の等級には襟飾り(コラール)や星章があり、公的な式典や戴冠式などで着用されます。勲章のモットーはラテン語で「Auspicium melioris aevi」(よりよき時代の印)です。
その他の注意点
- この勲章は英国君主が総裁(Sovereign)を務め、勲章授与は通常玉座の承認を経て行われます。
- 外国人にも授与されることがあり、その場合は名誉勲章として扱われることがあります(名誉受章者は英国の爵位に伴う称号を使用できない場合があります)。
以上が聖ミカエル・聖ジョージ勲章の起源、歴史的背景、等級と受賞基準の概略です。外交や海外での公務に対する長年の伝統的な評価を現在に伝える勲章と言えます。









