モンスターVSエイリアン」は、2009年にドリームワークス・アニメーションとパラマウント・ピクチャーズが製作したアメリカのコンピュータ・アニメーション3D映画です。この映画は、完成後に3Dに変更するのではなく、直接ステレオスコピック3Dフォーマットで制作された最初のコンピュータアニメーション映画であり、そのために映画の予算に1500万ドルが追加された。この映画は2009年5月に公開される予定でしたが、2009年3月27日に延期されました。北米では2009年9月29日にDVDとBlu-rayが発売されました。主な出演者は、リース・ウィザースプーン、セス・ローゲン、ヒュー・ローリー、ウィル・アーネット、コンラッド・バーノン、レイン・ウィルソン、キーファー・サザーランド、スティーブン・コルベール、ポール・ラッドです。

あらすじ(簡潔)

ある日、平凡な女性スーザン・マーフィ(後の「ジノーミカ」)は、奇妙な事故に巻き込まれて巨大化してしまいます。政府は彼女を秘密の収容施設に隔離し、そこにはほかにも怪物化した者たち――記憶を失ったゲル状生命体B.O.B.、天才だが奇妙な研究者ドクター・コックローチ、魚類と類人猿の中間種であるミッシング・リンク、大きな毛むくじゃらの昆虫(インセクトサウルス)などが収容されています。地球に侵攻する宇宙人の脅威に対抗するため、政府はこの「モンスター」チームを戦力として投入します。物語は、スーザンが自分の新しい姿や存在意義を受け入れ、仲間たちと協力して地球を守る過程を描きます。

制作背景と意義

  • 監督はロブ・レターマンとコンラッド・バーノン(コンラッドは声の出演も兼任)。脚本はシンコ・ポールとケン・ドロリオらが担当しました。
  • 本作は、後付けで3D化するのではなく、最初からステレオスコピック3Dを念頭に置いて制作された点が大きな特徴です。これによりカメラワークや背景の奥行き表現、キャラクターの動きが3D向けに最適化され、立体視効果を活かした演出が多用されています。
  • 3D制作のために約1500万ドルが追加で投入され、レンダリングやステレオ同期などの技術的対応が行われました。
  • 音楽は映画音楽家が担当し(スコアは視覚効果とテンポを支える役割を果たしています)、全体のコメディ調とアクションのバランスを保つために演出や編集も工夫されています。

キャスト(主な出演者)

※上は主要キャストの一覧です。各俳優は個性の強いキャラクターを演じ、コメディ要素とドラマを併せ持つ声の演技で作品に色を添えています。

技術面(アニメーションと3D)

  • ステレオスコピック3Dを前提とした制作により、キャラクター設計・レイアウト・ライティング・レンダリングの各段階で立体表現を意識した作業が行われました。
  • レンダリング負荷の増加やカメラ調整の複雑化など、従来の2D向けCG制作と比べて工程が増えました。そのため一部の制作コストが上昇し、3D化のための追加費用が発生しました。
  • 3D映画として公開されたことで、劇場での没入感や視覚的インパクトが強まり、子どもから大人まで幅広い観客層にアピールしました。

評価と興行

公開後はビジュアルやキャラクターの魅力、ユーモアを評価する声が多く聞かれました。一方でプロットの起伏や脚本の深さについては賛否が分かれるなど、批評家の評価は一様ではありませんでした。興行面では世界各地で観客を動員し、ファミリー向けの大作として一定の成功を収めています。

ホームメディアと関連展開

  • 北米では2009年9月29日にDVDとBlu-rayが発売されました。家庭用メディア版ではボーナス映像やメイキング、音声解説などが収録されることが多く、制作舞台裏を知る資料としても利用できます。
  • 公開後は関連グッズやゲーム化、テレビ向けの短編・スペシャルなど多様なメディア展開が行われました(地域や時期によって展開内容は異なります)。

まとめ

「モンスターVSエイリアン」は、ドリームワークスがステレオ3D表現を積極的に取り入れて制作した代表作の一つであり、視覚的な工夫と親しみやすいキャラクター造形でファミリー層からの支持を集めました。物語自体は王道のヒーロー譚とコメディを組み合わせた作りで、映画館の大画面・3D演出と相性が良い作品です。