内容

  • 1 イベント
    • 1.1 1月~3月
    • 1.2 4月~6月
    • 1.3 7月~9月
    • 1.4 10月~12月
  • 2 主な誕生
  • 3 主な死去
  • 4 公開・発表された主な作品(映画・演劇など)
  • 5 主なヒット曲(国内外)
  • 6 新刊(主な書籍)
  • 7 ノーベル賞(1943年の概要)

イベント

1.1 1月~3月

  • 1月14日–24日:カサブランカ会談(英米首脳会談)。フランクリン・D・ルーズベルトとウィンストン・チャーチルが北アフリカのカサブランカで会談し、枢軸国に対する無条件降伏の方針などを確認した。
  • 2月2日:スターリングラードの戦いが終結。独ソ戦の転機となり、ドイツ軍第6軍が降伏して東部戦線での連合国側の優位が明確になった。
  • 3月:第二次世界大戦は引き続き世界各地で続き、各国の戦時体制・物資統制・民間生活に大きな影響を与えた。

1.2 4月~6月

  • 4月18日:山本五十六海軍大将(連合艦隊司令長官)が、アメリカ軍の迎撃作戦(暗号傍受による奇襲)により搭乗機が撃墜され戦死。日本海軍にとって大きな衝撃となった。
  • 4月19日–5月16日:ワルシャワ・ゲットー蜂起。ナチス・ドイツに対するユダヤ人の組織的抵抗が行われ、激しい弾圧の末に鎮圧されたが、抵抗の象徴となった。
  • 5月13日:北アフリカ戦線(チュニジア)における枢軸軍の降伏で、北アフリカの連合軍側勝利が確定した。

1.3 7月~9月

  • 7月5日–8月23日:クルスクの戦い。史上最大級の装甲戦で、独ソ両軍が大規模な戦車戦を展開。これによりソ連軍が攻勢に転じ、東部戦線でのドイツ軍の衰退がさらに進んだ。
  • 7月9日–8月17日:連合軍のシチリア上陸(ハスキー作戦)。イタリア本土侵攻への足がかりを築き、イタリアのムッソリーニ政権の動揺を招いた。
  • 7月25日:イタリア議会・国王の圧力によりベニート・ムッソリーニが失脚し、ピエトロ・バドリオ内閣が成立(実権交代)。
  • 9月8日:イタリアが連合国に対して単独休戦を発表(アルミルティチオ)。これによりイタリア半島ではドイツ軍と連合軍の新たな戦いが発生した。

1.4 10月~12月

  • 11月28日–12月1日:テヘラン会談(初の主要連合国首脳会談—ルーズベルト、チャーチル、スターリン)。ヨーロッパ第二戦線の開設(ノルマンディー上陸計画の協議)など、戦後構想につながる重要な協議が行われた。
  • 11月20日–23日:タラワの戦い(太平洋戦線)。アメリカ海兵隊が激しい抵抗を受けながら上陸し、太平洋島嶼戦の厳しさを示した。
  • 年末にかけて、戦局は東西両面で連合国に有利に傾きつつあり、戦後秩序をめぐる交渉も本格化していった。

主な誕生(1943年生まれの代表例)

  • 2月25日:ジョージ・ハリスン(George Harrison) — イギリスのミュージシャン(ザ・ビートルズ)
  • 3月29日:ジョン・メージャー(John Major) — イギリスの政治家(第69代首相)
  • 7月26日:ミック・ジャガー(Mick Jagger) — イギリスのミュージシャン(ローリング・ストーンズ)
  • 8月17日:ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro) — アメリカの俳優
  • (上は代表例。1943年生まれには各国で文化・政治・科学の分野に多くの著名人がいる。)

主な死去(1943年の代表的な人物)

  • 3月28日:セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff) — ロシア出身の作曲家、ピアニスト(1893年生)
  • 4月18日:山本五十六(Isoroku Yamamoto) — 大日本帝国海軍の連合艦隊司令長官(1884年生)。作戦指導者として知られ、米軍の迎撃で戦死。
  • 7月4日:ヴワディスワフ・シコルスキ(Władysław Sikorski) — ポーランド亡命政府の首相・軍司令官。ジブラルタル沖での飛行機事故で死亡(1881年生)。
  • (その他、多くの軍人・民間人が戦禍や病気で亡くなった年でもある。)

公開・発表された主な作品(映画など)

  • 映画「シャドウ・オブ・ア・ダウト(Shadow of a Doubt)」— アルフレッド・ヒッチコック監督の心理サスペンス映画(1943年公開)。
  • 映画「ベルナデッタの歌(The Song of Bernadette)」— 宗教的主題を描いた作品で高い評価を得た(1943年公開)。
  • 映画「For Whom the Bell Tolls」— アーネスト・ヘミングウェイの小説を原作とする映画(1943年公開)。
  • (戦時下でも映画・舞台などの文化活動は続き、プロパガンダ映画や娯楽作品が多く制作された。)

主なヒット曲(1943年)

  • "Paper Doll" — The Mills Brothers(アメリカで大ヒット)
  • "You'll Never Know" — 1943年に広く歌われたスタンダードのひとつ(映画・ラジオで人気を博した)
  • ビッグバンド・ジャズやポピュラー音楽が戦時中の人々を励ます役割を果たした。

新刊(主な書籍、1943年の出版)

  • 『夜間飛行』や旧作の再刊を除き、新刊として特に注目されたものに以下がある:
  • 『星の王子さま(The Little Prince)』— アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1943年に初版刊行。英語・フランス語でアメリカで出版された。)
  • 『The Fountainhead(ザ・ファウンテンヘッド)』— アイン・ランド(1943年刊行。個人主義を描いた小説として広く読まれた。)

ノーベル賞(1943年の概要)

第二次世界大戦の最中であったため、1943年のノーベル賞は通常どおりすべての分野で授与されたわけではありません。戦時状況の影響で授与を見送られた分野もありますが、主要な受賞者としては以下が知られます。

  • 物理学賞:オットー・スターン(Otto Stern) — 分子線法に関する実験的業績など(受賞年:1943)。
  • 化学賞:ジョルジュ・ド・ヘーヴェシー(George de Hevesy) — 放射性同位元素をトレーサーとして利用した研究(受賞年:1943)。
  • 生理学・医学賞:ヘンリク・ダム(Henrik Dam)およびエドワード・A・ドイジー(Edward A. Doisy) — ビタミンKの発見と関連研究に対して(受賞年:1943)。
  • 注:文学賞や平和賞など一部の分野では授与が見送られた年もあるため、年度ごとの授与状況には例年と異なる点がある。

(この年は世界規模で戦争が続いていたため、政治・軍事・外交の出来事が特に注目され、文化・学術面でも戦時の影響が色濃く残りました。)