ファインディングニモは、ウォルト-ディズニー-ピクチャーズによって配給され、ピクサー-アニメーション-スタジオが制作した、アンドリュー-スタントンが脚本・監督を務めた2003年のアメリカ合衆国製コンピュータアニメーション・コメディアドベンチャー映画です。物語は、過保護なカクレクマノミのマーリン(アルバート-ブルックス)が、捕まってしまった一匹の幼魚ニモ(アレクサンダー-グールド)を取り戻すため、記憶障害を抱える陽気な青い魚ドリー(エレン-デジェネレス)とともに広い海を旅するというものです。ドリーは種としてはリーガルブルータン(Regal Blue Tang)にあたり、物語の中で重要な助け手になります。舞台の一部はシドニーハーバー(シドニー湾)を中心に展開します。

あらすじ(簡潔)

卵のうちに起きた事故で家族を失ったマーリンは、息子ニモを過度に心配するようになります。ニモが巣立ちで人間に捕獲されてシドニーの歯科医の水槽に入れられてしまうと、マーリンは単身捜索の旅に出ます。旅の途中で出会ったドリーと協力し、数々の危険やユーモアあふれる出来事を経て、ニモの居場所を突き止めようとします。一方、ニモは水槽の仲間たちとともに脱出を図り、自立への一歩を踏み出します。

制作とスタッフ

  • 監督・脚本:アンドリュー-スタントン(共同監督としてリー・アンクリッチがクレジットされていることもあります)
  • 制作:ピクサー-アニメーション-スタジオ(初期のレンダリング技術や水の表現に大きな技術的挑戦がありました)
  • 配給:ウォルト-ディズニー-ピクチャーズ
  • 主要声優:マーリン役(アルバート-ブルックス)、ドリー役(エレン-デジェネレス)、ニモ役(アレクサンダー-グールド)など

公開・映像ソフト

本作は2003年に公開され、ピクサー作品としては北半球の夏に劇場公開された最初期の作品の一つでもあります(本作はピクサー初の北半球の夏に映画館で公開される。)。その後、映像フォーマットの普及に合わせて再公開や再編集が行われ、2012年9月14日には改めて3D版が公開され、同年12月4日にブルーレイで発売された。

評価・興行成績

公開当初から幅広い年齢層に支持され、批評家・観客ともに高評価を得ました。世界興行収入は約9億2千万ドルに達し、2003年の興行成績では上位に入る成功を収めました(当時は年内で2番目に高収益の映画)。家庭用映像ソフトの売上も非常に好調で、2006年時点でDVDの累計販売枚数は4,000万枚を超え、長らく歴代トップクラスの売上を記録しました。なお、G指定(G-rated)映画としては後にトイ-ストーリー3がそれを上回るまでトップクラスの収益を誇っていました。

受賞・評価

本作は高く評価され、アニメーション映画として多数の賞にノミネート・受賞しました。特にアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したことが大きな話題となりました。さらに2008年には、アメリカン・フィルム・インスティテュートの「トップ10」アニメーション映画のリストに選ばれ、その年のランキングでは上位に入っています。

影響と続編

本作はストーリー、技術、キャラクター造形のすべてで高い評価を受け、ピクサーの代表作の一つと見なされてきました。長年にわたり親しまれた結果、2016年6月17日には続編としてファインディング・ドリー』が公開され、ドリーを主人公に据えた新しい物語が描かれました。

まとめ

『ファインディング・ニモ』は、家族愛と成長、友情をテーマにした普遍的な物語と、革新的な映像表現が融合した作品です。幅広い世代に支持され、興行的・批評的両面で成功を収め、アニメーション映画の金字塔の一つとして現在も高く評価されています。